首位Tで出た李知姫が逃げ切りました(この日6○4△の69で通算-5)。今季初VでJLPGA通算22Vです。
2打差の2位はイミニョンで、首位Tで出た東浩子は更に1打差の3位でのフィニッシュでした。東は初Vがかかっていましたが中盤での崩れを、終盤で2〇とするも取り返すことが出来なかったですね(この日3○4△)。東は精神性が高い選手ですので(→「遠州浜松」さんの「女子プロ激闘編」)応援していましたが、残念です。さらに奮起しての活躍を応援しております。
李知姫のパット。
日経新聞マイゴルフ(100812夕刊)でご本人が次のように書いておられます。一部を引用させていただきます。
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パットは十人十色だが、いくつかの基本はある。
その一つは、両目を結んだ線の真下にボールが来るように構えることだ。ボールから離れて立ったり近くに立つと、引っかけたり押し出したりしやすくなる。
ボールは身体の中央か利き目の下が自然で、私は左が利き目なので左目の下に置く(*1)。
フェースの芯で打つことも必須だ。
そのためには軸、つまり背骨を固定してどっしりと構える(*2)。
テークバックとフォローを同じふり幅(*3)にすることも大切だ。
アマで多いのはインパクトの直前にスピードを緩めてしまうこと。
ヘッドの軌道は私自身のことを言えば今年(2010年)から、インサイド・インからインサイド・ストレートに変えた。
ボールのサイドスピンを少なくするためだ(*4)。
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*1:この根拠が不明です。
理想の転がりを得るには、利き目に関係なく、左目の下が正解。 左目の真下か、それよりも更に少しカップ寄りが理想です。
*2:アドレスからフィニッシュまで前傾姿勢を崩さないことは、ショットに限らず、パットでも基本中の基本です。
*3:私(Green Keeper)は≒1:2(フォローが大きい)としています。
*4:ストロークの軌道については各論がありますが、イン ツー インかストレートか個人の身体特性によってパターの形式を選択するというのが主流ですね。
なお、イン ツー ストレートの李知姫流は難しいので真似しないほうが良いと思います。それに真似する意味がないです(笑)。
それよりも、サイドスピンを減らすという意味で、こういう変則的(?)なストロークに取り組むという李知姫の向学心には脱帽ですね。