たとえば世界最大の経済大国であり自由主義の模範とされるアメリカの社会が成功しているのは、個人の自由が奔放なエゴイズムに走らずに共通の目的をもって共同社会を作っているからである(一八三五,一八四〇年 アレクシ・ド・トクヴィル「アメリカの民主政治 De la démocratie en Amérique」)といわれます。自己利益を追求する個人の集団が共同して私企業と民事司法行政の活動を支える社会が保持されればアメリカは健全であるが、マスコミが支配する大衆独裁社会となる危険もある、とされます。アメリカの成功は、危険と隣り合わせであって、そういえばどの時代でも、屋根から滑り落ちそうではないか、という警告に満ちています。
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