ただの映画好き日記

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日曜日には鼠を殺せ

2017-09-15 | 映画 ナ行


スペイン内乱は共和国軍の敗北で幕を閉じ、共和国の闘士マヌエルもフランスへ逃れ、20年が経った。警察署長ビニョラスは、マヌエル逮捕に執念を燃やし続けていたが、国外では手が出せず、マヌエルの母が息子に会いたがっていると偽の情報を流す。しかし、それに気付いた母は、フランシスコ神父に罠であることをマヌエルに知らせるように頼む…。

日曜日には鼠を殺せ 1964年/アメリカ/フレッド・ジンネマン





やさぐれ感のあるグレゴリー・ペックも、もちろん素敵でした。
乱暴的なところは好きではありませんでしたが、最後、たった一人で戦う姿はよかったです。
冒頭の内乱の映像は実際のもの?と思ったのですが、どうなんでしょう?
その映像に繋がるようにさりげなくペックさんが登場するシーンもよかったです。

反政府ゲリラのリーダーとして闘っていたマヌエルがフランスに亡命し20年が経ち…、ペックさん、やさぐれ感と共にとても年老いて見えました。
何歳の時の撮影だったんだろう?と思ったら、40代後半でした。
長身ゆえの歩き方かもしれませんが、疲れたような歩き方がとても印象的でした。

クライマックス、マヌエルは警察の罠と知りつつどうして故郷に戻ったのか…。
少年の願いを叶えるためか、神父を助けるためか、とも思いましたが、マヌエル自身の闘いに決着をつける…ということだと思います。
ところが、狙いを定めた署長の隣にマヌエルを裏切った仲間がいたために、裏切り者を先に撃ってしまい、結局、署長の息の根をとめることができませんでした。
無念だっただろうと思いつつ、あー、ペックさんも殺されちゃうんだー、署長がヒーローになっちゃんだーと、私にも無念のラストでした。

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