ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

テス

2015-03-04 | 映画 タ行


19世紀末のイギリス・ドーセット地方、貧しい商人のジョン・ダービフィールドは、ある日牧師から自分が貴族ダーバヴィル家の子孫であることを知らされる。経済的な援助を求めるため、ジョンは美しい長女テスをダーバヴィル家に送りこむ。ほどなくテスはダーバヴィル家の息子アレックの情婦となってしまう。耐えきれなくなったテスは実家に戻り、ひっそりと子供を産むがその子はすぐに死んでしまう。再びテスは家を出て酪農場で働き始め、そこでエンジェルという青年に出会う。二人は恋に落ち、エンジェルはテスに求婚するのだが…。

テス 1979年/フランス、イギリス/ロマン・ポランスキー




ほぼ3時間という長い映画でしたが不思議と全く飽きることがありませんでした。
テスは本当に美しくて、でも、テスは自分の美しさに気付いていないので武器にも道具にもしません。
家族のためでもあるのだから、多少は美しさを利用してもよさそうなものですが、純真なテスが、この先、どうやって生きていくのだろうと、とにかく結末が気になりました。
テスが狡賢かったのなら生きやすかっただろうけど、逆に、愚かにも見えてもどかしさも感じた3時間でした。
悲しい結末になってしまいましたが、どうして、アレックスを殺したのだろうと不思議でならず、結果、愚かしい印象のままで終わってしまいました。

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