中村一美展 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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国立新美術館の “中村一美展” に行ってきました。

チラシ


こちらは、現代日本を代表する画家の一人である中村一美さんの都内初の大規模な個展。
初期作から新作まで、約150点が紹介されています。

HPやチラシのビジュアルで使われている 《存在の鳥 107(キジ)》 も、

存在の鳥 107(キジ)


《北奥千丈》 も、

北奥千丈


《連差―破房XI(斜傾精神)》 も、

連差―破房XI(斜傾精神)


会場で目にしているはずなのですが。
今思い返してみると、作品1点1点の記憶が、残念ながら残っていません。
と言いますのも、1点1点の作品が持つパワーが、相当にアグレッシブなので、
新しい作品を観るたびに、その1つ前に目にした作品の記憶が吹き飛ばされてしまうのです。
そういう意味では、中村一美さんの作品1点1点に向き合うというよりも、
会場全体を通じて、中村一美ワールドを体感する美術展といった感じでした。

ちなみに、中村一美さんの作品を音楽に例えると、まちがいなくロック。
それも、クラシック音楽の影響を大きく受けたロック。
具体的なアーティストを挙げるならば、X JAPANでしょうか。




絵画作品なので、もちろん音があるわけはないのですが。
作品からは、絶えず爆音やシャウトが聞こえてくるかのようでした。
それが、150点分もあるのですから、さすがにグッタリ。
これまで、数多くの美術展を観賞してきましたが、初めて、

「もう、いい加減、終わらないかな?」

と思ってしまいました (笑)


途中で、ギブアップしたくなるくらいにパワーに満ちた美術展なので、
これから行かれる方は、是非、体調を万全にして臨まれることをオススメします。
星




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