5杯目 これが、ルノワール丼だ! | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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俺は、今、モーレツに腹が立っている!
美術展の期間に合わせてレストランが提供する限定メニューってあるだろ?
あれは、何で、フレンチだとか、スイーツだとか、
女が喜ぶメニューばっかりなんだ?!
漢 [おとこ] が、そんなこじゃれたものを、食ってられるか!
漢なら、ガッツリと丼が食いたいんだ。
展覧会の期間に合わせて、アートな丼を誰か作ってくれ!
何、作らないだと?
なら、俺が作るしかないじゃないかっ!
そう。これが、漢のアート丼だ!



芸術家のイメージに合わせて、アートテラー・とに~がオリジナル丼を作るこの企画。
すっかり鳴りを潜めていたのですが、
多くの方から、 「また、どんぶり作らないんですか?」 と問い合わせ (?) があったので、
ついに2年ぶりに再始動いたします。

今回は、ルノワール丼を制作してみます。

まずは、ブリヂストン美術館で開催中の “ベスト・オブ・ザ・ベスト” へ。
インスピレーションを得るために、 《すわる水浴の女》 をじっくり鑑賞します。

《すわる水浴の女》


「・・・・・とりあえず、肉を買うべ。」

インスピレーションを得るまでもありませんでした (笑)

久しぶりのアート丼ということで、ちょっと奮発。
いや、かなり奮発。

ランプ肉


牛ランプ肉を購入しました。
サーロインでもヒレでもなく、ランプ肉というのがポイントです。

まずは、牛ランプ肉をフライパンで両面焼きます。

れあ れあ


焼きあがったら、アルミホイルに5分ほど包んで、肉汁を閉じ込めます。

アルミ


それをカットし、ご飯の上に乗せます。

ステーキ丼


これでは、ただのステーキ丼。
しかも、下半分が淋しいステーキ丼です。

と、ここで、一晩かけて鳥むね肉で作っておいた自家製の鷄ハムも乗せましょう。

鳥ハム


ルノワールは、こんな言葉を残しています。

「女性のお尻と胸がなかったら、私は画家にならなかっただろう。」

ということで、ルノワール丼は、
お尻 (牛ランプ肉) と胸 (鳥むね肉) をメイン食材にしています。

さらに、ルノワールと言えば、ピンクのイメージ。
(ルノワールピンクという万年筆用のインクが発売されているほどです)

ピンク


なので、ソースは、ピンクの明太子マヨネーズソースにしました。

ピンク


それを丼の上にかけて、お好みでワサビを添えれば完成。

これが、漢のルノワール丼です!

ルノワール


見た目からして、美味しくないわけがない、このルノワール丼。
予想通り、美味しかったです。
特に、鷄ハムと明太マヨソースの相性たるや。
美味しすぎて、ガツガツいってしまいました。
このままでは、ルノワールが描く裸婦のような体型になってしまいます (汗)


皆様からの “つくれぽ” もお待ちしています (笑)



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