2017イタリア・ボローニャ国際絵本原画展 | アートテラー・とに~の【ここにしかない美術室】

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板橋区立美術館の夏の恒例イベント。
“イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展” が今年も始まりました!

板橋区


51回目となる2017年の 「ボローニャ国際絵本原画展」 には、
なんと過去最多となる61か国3368人 (!) の応募があったそうです。
そのうち、入選したのは、26か国75人(組)。
もちろん今年も板橋区立美術館の会場では、入選した全作品が紹介されています。
海外の作家の作品にも惹かれましたが、

maray
マーライ・マリアン(ハンガリー) 「クジラのバスにのって」

lewis
エマ・ルイス(イギリス) 「わたしの博物館」


なんとなくDNAレベルでフィーリングがあうのでしょうか。
「おっ!」 と足を止めた作品のほとんどが、日本人の作家の作品でした。
個人的に、実際に絵本を手に取ってみたくなったのは、
オオノ・マユミさんの 『カラー&パターン きょうのようふく なにいろ なにもよう?』 です。

オオノ
オオノ・マユミ(日本) 「カラー&パターン きょうのようふく なにいろ なにもよう?」


シンプルながら、センス抜群。
もっといろんなバージョンを見てみたい、と素直に思わされました。


また、ポスターをはじめ、今回の展覧会のビジュアルを担当しているのは、

古郡加奈子
古郡加奈子(日本) 「一日」


『一日』 という作品で、見事入選を果たした古郡加奈子さん。
長新太を彷彿とさせるナンセンスさがありました。
第一印象では、生理的に受け付けなかったのですが (笑)
しらばく眺めているうちに、段々とクセになってきました。
なんとも中毒性のある画風です。

クセ


ちなみに、展覧会のチケットも古郡加奈子デザイン。

デザイン


キャラクターたちがポップアップする仕様になっていました。
実に遊び心いっぱいのチケットです。

チケット


入選作家の作品すべてを鑑賞するだけでも十分見ごたえがありましたが。
グッズコーナーが充実していたり、
手作りのパンが自慢のカフェが展覧会の期間限定でオープンしていたり、
日本語を知らない読者でも楽しめる約50冊の日本の絵本を紹介するコーナーが設けられていたり。
楽しさもポップアップの展覧会です。
星星


そうそう、板橋区立美術館の夏の恒例といえば、
幟が新調されたのを、チェックし忘れるところでした!
毎年、パンチの効いたフレーズを生み出してきた幟。
(過去の笑撃フレーズは、こちらの記事をチェック→板橋区立美術館の幟芸!
果たして、今年のフレーズは・・・

永遠の穴場


自虐がすぎますwww

大丈夫ですって!
ボローニャ国際絵本原画展は、きっと盛り上がりますって!


 ┃会期:2017年7月1日(土)~8月13日(日)
 ┃会場:板橋区立美術館
 ┃
http://www.itabashiartmuseum.jp/exhibition/2017-exhibition/ex170701.html

~読者の皆様へのプレゼント~
こちらの “ボローニャ国際絵本原画展” のペアチケットを、5組10名様にプレゼントいたします。
住所・氏名・電話番号を添えて、以下のメールフォームより応募くださいませ。

https://ws.formzu.net/fgen/S98375463/
(〆切は、7月15日。当選は発送をもって代えさせていただきます)




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