サカタニミホのエコひいき

埼玉発。地域での環境活動から一個人としての環境行動等「エコ」を「ひいき」するブログ。

52円の年賀はがきに魂をこめる

2017-01-08 17:30:57 | Season~季節・暦の話題
 友人のブログに年賀状に関する投稿がありました。その投稿に触発されたのでしょうか。眠りにつけなくなるほど興奮してしまいました。年賀状に対する私の熱い思いを記して、興奮を鎮め、穏やかな日常生活に戻ろうと思います。

私はなぜ年賀状を出すのか

 年賀状のフットプリントの観点から見ていきましょう。配達数が減ると、紙の削減、配達バイクが排出するガスの削減、1枚につき52円の節約になります。プリンターを作動させる電力、インクも節減できるので、環境保全に関しては、プラスに作用すると思われます。
 それでも年賀状は出します。理由は、年賀のごあいさつに直接伺うことができないからです。言い換えれば、正月三が日に会う予定の相手には送りません。既婚者の立場としては、結婚を祝福してくれた方々へ、そのご恩を感謝し、今なお婚姻関係が存続していることを表す機会として最も適しているのが、正月だと思うのです。その正月に賀詞を伝えることができないため、その挨拶状として年賀状を送るのです。年始のご挨拶をメールで済ませる方も増えてきているようですが、親世代の親戚になると、まずメールアドレスも知らされていませんし、ITリテラシーや年賀状に対する考え方を考慮すると、やはり年賀状が合理的なのです。

年賀状に対する不満

 とはいえ、年賀状を作成するのは、お金、時間、労力を費やします。その割に得られる満足や効用といったものは、決して多いものではありません。
 また、いわゆる「子供の写真付き年賀状論争」が騒がしくなってきています。子供の画像を載せれば、不妊や未婚への配慮が足りないと言われ、旅先の画像を載せればリッチを自慢していると言われます。画像選びに苦慮し、カラーインクを費やした結果、忌み嫌われるのであれば、入れないほうがよいと思うのでした。
 しかも、我が家のプリンターは写真を鮮明に印刷できる程の性能がありません。したがって、キレイに刷られた年賀状に比べてどうしても見劣りがするのです。

年賀状の原点に戻る

 年賀状は、本来筆書きするものという原点に立ち返り。2016年から一新しました。横書きから縦書きへ変えました。また、毛筆は汚文字派の私にはあまりにもハードルが高いので、書体を行書にしました。「謹んで~」「旧年中はお世話になりました」「今年もよろしくおねがいします」「年号元旦」。この4大要素があればそれでよいと思いました。干支や初日の出などの画像は、皆さんが上手に載せているので、無理して入れない。家族の画像も、人生の節目を迎えたとき以外は無理して入れない。これで、プリンターの性能に見合ったものになります。
 それでも年号には抵抗感がありました。西暦のほうがわかりやすいからです。ところが、天皇陛下のお言葉を受け、平成という年号を大切にしたいという思いが芽生え、今年は年号にしました。

見る年賀状から、読む年賀状へ

 毎年楽しみにしているのは、夫の恩師から届く年賀状です。見る年賀状が大半の中、この読む年賀状は、異彩を放っています。挨拶状というよりは、コラムで、先生の熱い思いが、年賀はがきにびっしりとこめられています。私は勝手に「魂の年賀状」と呼んでいます。
 内容は先生に遠く及びませんが、私はこの「読む年賀状」を目指します。タテ方向に縦書きにした結果、「今年もよろしくおねがいします」と「年号元旦」の間に縦の空間が生まれました。ここに私の魂をこめることにしました。この部分を明朝体にしたところ、文庫本の1ページのような趣が生まれました。想像力に働きかける文章を書くこと、つまり文章能力の向上と、しっかりとした中身を持つことが私の課題です。ビシッと一首詠めれば最高なのですが、残念ながら全くダメです。歌人、俳人、ラッパーには心底尊敬します。

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