この人この主張…何なの?

皇紀2676年(平成28年)2月12日

 http://www.sankei.com/politics/news/160211/plt160211……
 ▲産經新聞:宮崎謙介議員、12日午前10時45分から記者会見 疑惑認め謝罪か くすぶる離党論

 まったく「ゲスの極み」であり、そもそも一政治家の不倫を一般紙までもが報じるのは、宇野宗佑元首相の関連報道以来たがが外れたままという感が拭えませんが、自民党の宮崎謙介衆議院議員(京都三区)の問題は、男性国会議員の育児休暇を宣言しておきながら、議員歳費等を受け取り続けて京都の自宅に宮沢磨由さんやほかの女性を連れ込み、不適切な関係に興じるつもりだったのかということにほかなりません。

 これで男性の育休喚起は、台無しです。

 もっとも安倍晋三首相が激怒したとの情報があり、選挙年の与党戦略にいくつかの変更を余儀なくされたとの見方があります。一部代議士の間で衆議院解散が早まるという噂まで飛び交うほどです。

 宮崎代議士には、最悪の顛末(離党勧告)が待っており、本日午前の会見をよく党が了承した(?)ものだと思わず耳を疑いましたが、育休提起さえなければ前妻の加藤鮎子代議士(加藤紘一元官房長官の娘)と離婚した時同様、本人の不倫について家族の中で話し合えば済んだでしょう。

 政治家なのですから、記者に囲まれても笑いながら「私ごときのだらしない話に君たちの手間を取らせてすまんね」とでも何でも答えればよいものを、走ってはならない国会内廊下を死んだ目をしながら逃げ去る時点で、この人に政治家の資質はありません

 最後に、もう一つ訳の分からない人びとについて。

 http://www.sankei.com/politics/news/160211/plt160211……
 ▲産經新聞:「茨城のシールズ」建国記念の日に街宣 北ミサイルは「北と中国、米国がグル」

 とにかく産經新聞社配信記事をお読みください。何が言いたいのかさっぱり分かりません。それより私が気になったのは、これほど意味不明な団体が配布したチョコレートつきのティッシュは、一体どこから資金提供されて準備できたものなのかということです。

 私も研究所で配布物を用意したことがありますが、それなりにお金がかかります。ご寄付や自己資金があっという間に底をつくため、とても続けられませんが、例えば日本共産党ぐらいの資金豊富な組織が背後についていれば可能でしょう。

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『この人この主張…何なの?』に2件のコメント

  1. きよしこ:

    私自身は、男性代議士がいわゆる「育休」を取得することに賛成も反対もしません。年齢や当選回数、所属する政党での立場や役職によっても、あるいはその時の世間の「空気」によっても大きく左右される部分があるからです。しかし今回の件で、有権者は「育休」と聞けば、あのみっともない「逃走劇」を否応なしに思い出させられるのでしょう。極めて慎重かつ適切な対応で、盟友を失いながらも支持率を上昇させた安倍首相が激怒するのも無理はありません。しかし、与党が選挙戦略の再構築ならびに衆議院解散の前倒しを余儀なくされるという流れは止めねばならないでしょう。あくまで頑なに「W選挙」に拘って、役立たずの政党や議員を妥協なく国会から追放していただかねばならないのです。

    それにしても、「歯舞」も読めない北方領土担当大臣やゲス不倫議員など、日本の政治が正常ならばとっくに吹き飛んでいるはずの内閣に掠り傷ひとつ付けられない野党も酷すぎます。センスが悪いを通り越して「視覚の暴力」にしかならないような汚らしい恰好でありもしない「戦争法」の廃止を訴えるSEALDsの親玉の日本共産党は、(たとえ事実とはいえ)民主党や維新の党、社民党らに比べれば存在意義は大いにあるからといって図に乗りすぎでしょう。委員長が「北朝鮮にリアルな危険はない」などとのたまった事実を、国民はみんな知っているのですよ。

  2. 心配性:

    今日からしばらくの間、日本のメディア(特にテレビ)は「不倫議員」一色になるのでしょう。
    くだらな過ぎて涙が出ますね。

    「国内問題」といえば、虐待や芸能界の不倫疑惑など、毎日同じようなドロドロした話題を飽きもせず報道し続ける日本のマスコミには何も期待していません。
    よほどネタに困っているのでしょうが、ワンパターンで中身の無い、それも陰気な話題を何年にも渡って報道し続ける事による、視聴者の「脳」に与えるダメージを心配します。

    それならば、アメリカの大統領選挙の候補者選びや、中国の景気や、中東情勢や原油価格などもっと深く掘り下げて特集する事があるでしょう?
    アメリカの次期大統領が日本の政治に与える影響は非常に大きいですよ。