影響力拡大する中国の手法

皇紀2678年(平成30年)2月10日

 平昌冬季五輪大会開会式は、一応無事に終わりました。演出の一部を担当したのは、わが国のパナソニックですが、精密機械を持ち込むのに対して会場の杜撰な設備に相当悩まされたようです。

 一方、安倍晋三首相は、多くの反対を押し切って出席したことへの弁明のため、対話のパフォーマンスに終始し、それがかえって韓国と北朝鮮を利する結果になっています。何度も申しますが安倍首相が何をいっても無駄なのです。現状では、会話を交わしてしまった時点でその事実が相手に悪用されます。

 しかも安倍首相は、ソウル特別市では使用しないと決めたロッテホテルの「ロッテリゾート束草」に宿泊しました。ほかにまともなホテルがなかったとしても使用すべきではありません。当然盗聴に注意したでしょうか。そういうところへ、そういう状況で行ったのです。

中国、アフリカ連合を盗聴か 「中国製」本部ビルからマイク 仏紙報道

近年中国はアフリカ支援に力を入れており、インフラ設備などに多額の援助を行っている。エチオピアのアジスアベバにあるアフリカ連合(AU)の本部ビルも、中国の資金でできたものだが、フランスのル・モンド紙が、このビル内で中国が盗聴行為を行っていたと報じた。中国側は記事の内容を否定している。

(NewSphere)

 北朝鮮の弾道弾・核開発問題と、いわゆる「日韓合意」を必ずセットにしてわが国にぶつけてきた韓国の文在寅大統領(北朝鮮工作員)にも、中共共産党の影がちらついていました。

 何度でも申しますが今や欧米各国で吐き散らされている対日ヘイトスピーチ(反日)は、韓国人をスピーカーにしながら中共がそれに必要なカネとヒトを用意しています。

 特に米西海岸に於いては、あからさまに州議会や州政府へ在米中共人が進出し、ヘイトを扇動しており、韓国人たちは完全に利用されているのです。連合国(俗称=国際連合)を舞台にしたヘイト活動もむろん同様で、喜んで協力する日本人がいるのですから目も当てられません。

 中共が長期的展望をもって目論む「世界征服」は、亜州から北米、欧州、そして阿大陸へと策略がめぐらされ、近年の対阿外交の裏で仏国紙が報じたようなことは、既に懸念されていた案件でした。

 よって米政府は、共産党人民解放軍系企業の製品を締め出したり、中共系企業に買収された宿泊施設を利用しないよう警戒しています。米政府自身が諜報活動をよく知っていますから、容易に想定できるのです。

 わが国は、彼らほどの策も講じなければ、よって警戒心もありません。或いは、あっても行動に移せないのです。現行憲法(占領憲法)を「憲法」とし続ける限り、交戦権を無条件に剥奪された国家は、これら一切の傾向と対策に踏み込めません。

 まるで入学試験の出題方針が変わった(無効になった)学校の過去問題集に書かれている「傾向と対策」を信じ、周囲がいくら「そのテキストは駄目だよ」と助言しても聞かず、そこから一歩も先を学ばず、毎年受験に失敗し続けるようなものです。護憲論者は、一生「合格」をもらえない受験生なのです。

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『影響力拡大する中国の手法』に3件のコメント

  1. 心配性:

    報道が殆どありませんが、この時期マスコミが煽り倒して炎上させてもおかしな方向へと流れて行くだけでしょうから、控えめな報道に終始した事は、それはそれで良かったかも知れません。

    嫌韓発言をしたAKB48の田野優花 韓国ネットでは批判の声も
    http://news.livedoor.com/article/detail/14260271/

    いずれにせよ、芸能人は、自身の才能や「個性」で勝負している人々です。
    仮に、芸能事務所やメディア業界が、嫌がるアイドルや女優さんたちに対して、強引に「韓流メーク」を強制するような事実が頻繁にあれば、それは、彼女たちの「個性」を踏みにじり、怒りを買う結果となりましょう。

    個人的には別にいいと思うのです。
    タレントさんが、ド派手なハリウッドメークで登場しようが、それはそれで「個性」と「意志」の強さを感じさせ、敢えて周囲に同調しないカッコよさというものを感じます。

  2. きよしこ:

    平昌五輪の開会式は家族と観ていましたが、奇怪な風体の人面鳥を除けば思っていたよりも華やかで穏やかな式典でした。そこにも日本の企業の尽力があったという事実を誇らしく思う一方で、狙い澄ましたかのように嫌がらせを受け続ける選手たちを本当に気の毒に思います。いっそ葛西選手にはテレビの生放送で「本当に韓国はクソみたいな国だった」と言い放ち、もう1つの意味で「レジェンド」になってほしいとさえ願います。安倍首相の訪韓や首脳会談には賛否両論といったところでしょう。先生が仰るような対米自動追従型の占領憲法が原因であると、いったいどれほどの国民が自覚し、その事実を周知しているでしょうか。終わってしまったことは仕方がないので、安倍首相を支持する国民にこそ、首相とその周辺を強く叱るように進言したいものです。「安倍信者」と「アベノセイダース」の不毛な諍いによって国益が損なわれるのだけは本当に勘弁してもらいたいです。

    先生は護憲論者を「一生合格をもらえない受験生」と優しく表現なさっていますが、私から見れば「俺一人で浪人するのは嫌だからアイツも道連れにしよう」と、友人の食事に毒物を混入させるような犯罪者です。
    こういう輩は今の南北朝鮮における指導者と一緒で何を言っても始末に負えませんから、一人残らず殺してしまう以外に手立てがないのです。これもまたその手の連中に言わせれば「差別意識丸出しのヘイトスピーチ」ということになるのでしょうね。

  3. やす:

    何度も言ってますが日本にとっての一番の敵は支那なんですよね
    朝鮮は無視していれば勝手に自滅するので、政府が断交の決断ができるかできないかにかかっているだけです
    残念ながら我が国総理は南朝鮮にノコノコ出向いてしまう有様で、それがいいように政治利用されるから特に米国や支那からしたら利用価値があると判断されてしまうわけで、さっさと断交して利用価値がないと判断されれば今まで支援していた支那や米国に潰されるか、経済制裁によって勝手に自滅していくだけでしょう
    つまり朝鮮を潰すのに武力は必要なく、日本が無視するだけで簡単に潰せるんです
    支那に対しても同じで、支那を膨張させてきたのは間違いなく日本であり、田中角栄が行った支那との国交正常化をキッカケとして無駄に支援してきた結果が今であり、支那朝鮮の危機を招いてきたのは日本なんですよね
    そう考えれば本当に莫迦莫迦しい話で、朝鮮と同じように支那とも断交し台湾と国交正常化するだけで問題の大半は解決できるはずです
    下手に関わることが逆に増長させているだけであることにいい加減気付いて徹底的に無視を決め込み、ちょっかい出して来たら全力で反撃するだけで尻尾を巻いて逃げ出します
    支那朝鮮なんて弱いもので、情報戦に騙されているだけの話なんです
    ある意味支那が各国に迷惑をかけている責任の一端は日本にあると思います