メスブタ会議を開催していたのはかれこれ20年ほど過去のこと。
では、それからうん10年たったモテない女子たちはどうなっているのかというと、全員結婚してます。(現在アラフォー)
…チッ
モテないって言っといて結局結婚してんのかよ。
モテないなんて嘘っぱちか!クソ!
という声が聞こえてくるよう。
いや、待って。
石を投げないで。
あのですね、結婚はモテなくても出来るのです。
むしろモテない方ができます。
メスブタ会議は、モテないけどモテたい、恋愛したい、ぶっちゃけ男が欲しい!という切実な女子構成員によって行われておりました。
つまり、わたしたちは自覚していたわけです。
1.自分はモテない。
2.しかし男が欲しい。
この二点。
ここ、婚活してるひとは大事だからメモっとくように。
結婚ていうのは病める時も健やかなる時も愛し支え合いましょうという一生ものの契約です。
一対一、 マンツーマンでする契約です。
ひとりから求められ、ひとりに決め、ひとりと契約する。
選り好みしていたら出来ないことです。
わたしにはもっと素敵な人があらわれるかも?という邪念があっては結婚出来ません。
決定したらもう終わり。
その人で決まり!
それが結婚。
そこで1.自分はモテない。が効くわけです。
自分を好いてくれる異性なんて滅多に登場しないレアキャラをスルーして更なる大物を狙う?
んんん、ノンノン!
彗星や皆既日食が頻繁にありますか?
メタルスライムをゲットできるチャンスがしょっちゅう転がってますか?
(ドラクエのシリーズによっては簡単だったりするんだろうか?メタルスライムって素早くてレアなイメージ)
そりゃ、わたしがガッキーなら選ぶよ?
深キョンならイケメン大富豪狙うよ?
でも、メスブタ会議構成員だったモテない女子が、なんの僥倖か神の気まぐれか、自分を求めてくれる男性があらわれたら…
…そりゃ、感謝して、育ってきた環境が違うけどセロリが好きだったり嫌いだったりも擦り合わせようって思うのよ。
でね、もう一個大事なのはその2.なわけ。
結婚に必要なもうひとつ。
2.しかし男が欲しい。
このモチベーションがなければ無理。
アイドルや俳優や2次元キャラや仕事や趣味の方が重要で、「男なんて」と思ってたら、モテるモテないは関係なく無理です。
「男なんか」より自分の生き方や自分のポリシーが大事でも無理。
これはきっと男女逆にしても当てはまるんじゃないかな?
自分の価値を高く見積もりすぎないことと相手へのリスペクト。
メスブタ会議でモテテクは培われずキラキラしたいい女にもなれなかったけど、自分が何者かは自覚できたのです。
わたしの同世代で独身の友人は「男」より優先順位が高い趣味や仕事を持っていたり、結婚願望どころか恋愛願望も希薄だったり、すっごくモテる人だったりします。
そして全員メスブタ会議の構成員ではありませんでした。
あ、言い忘れましたが、容貌も性格も素晴らしい友人はメスブタ会議に出席することなく婚活もせず素敵な人と素敵な恋愛をして二十代前半に結婚しました。異次元。
少女漫画を地でいくような恋愛は少女漫画のような見た目が必要なのですね。