ロボット型のIPカメラKONLEN KL-IP508です。
ちょっと、出かけたりして不在とする時に、子供たちに留守番を頼むわけですが、何かと心配だったり、何かやらかしてないかとかを確認したいわけです。
ただ、普通にIPカメラを置いておくのも面白くないですし、カメラバレするかな?ということで、カメラっぽくないIPカメラが欲しいなぁと思っておりまして、レンズがぱっと見で見えないかんじであれば、オブジェ扱いしてカメラ内蔵と気付かれないのでは?ということでちょいとチョイスした次第。
130万画素で、パン・チルト対応ということもあり、なかなか使い勝手が良いんじゃないかな?という商品なわけですが、ちょいと使用してみたので簡単にレビューします。
KONLEN KL-IP508の見た目とかインターフェースとか
箱に収められた姿はまるで、HONDAのAS○MOのよう・・・。
ずんぐりむっくりな感じですが、宇宙服を着た感じと思えば可愛いものです。
頭でっかちな感じではありますが、重心はしっかりしていて、自立もバッチリ。
胸元のメーカーロゴと思しきKONLENロゴはシールだったので、簡単に剥がすことができちゃいます。
なんとなく、白無地の方がいいかなということで、ぺろりと剥がしてしまいました。
本体背面。タンクを背負ったようなデザインです。
中心にいわゆる三脚ねじ穴の方なものが備わってます。
インターフェースとしては、有線LANのほか、映像保存用のMicroSDメモリーカードスロット、給電用のMicroUSBコネクタ、リセットボタンと並んでいます。
ACアダプタ-MicroUSBが付属してくるんですが、海外仕様のアダプタだったので、USB-AC充電器経由でのMicroUSBでケーブルを接続して使用することにしました。
顔の部分をよくよく覗かないと、カメラが入っているとは気付きません。
結構なカモフラージュ具合で、事前の予想よりいい感じ。ロボットデザインと良く合っています。
何気に、両腕が可動します。
首もパン出来ることもあって、可動。
グリングリン可動することができて、左右ばっちり180度いけちゃうなぁ~と触ってたんですが・・・
左右で180度ではなく、左180度、右180度、あわせて360度フルでパン出来る仕様になってました。
見た目的にはちょっと首がイっちゃっている感があるので、アレですが、360度向きを変えられるというのは利点です。
なお、上方向へのチルトについても45度ぐらいまでいけます。
足裏側には、接続時の認証用ID(Web/アプリサービス利用時)のIDとパスワードが記載されてまして、IDはちょっと一意な感じだったので伏せてますが、パスワードは初期パスワードとはいえ、ちょっと脆弱な感が凄い「123」とまさかの3桁でした。
外箱と説明書に、初期パスワードはセキュリティのため変更してね!と書いてあるわけですが、まぁ・・・そりゃそうですよね。
KONLEN KL-IP508はYooseeアプリを使用する
アプリはYooseeというものを使います。
説明書(中国語と英語で書かれている)にQRコードが付いてたりするので、そこからアプリDLする形。
Android版とiOS版、iPad対応版などがあるようです。
今回はiOS版を使ってみることに。
説明書では中国語と英語でしたが、アプリは日本語にしっかり対応していました。
KL-IP508の電源を入れて、アプリを起動し、Wi-Fi(2.4GHz帯のみ対応。5GHz帯は不可)もしくは有線経由で端末と接続します。
最大120秒ぐらいかかるみたいです。接続作業中、FAXか?というような音がビロンビロン鳴ったりします。
なお、うちでは一度Wi-Fi経由で接続しようとしたんですが、どうにも繋がらず、一度有線で接続した上で、その後アプリのネットワーク設定変更でWi-Fi接続とすることでセットアップできました。
起動し、接続。初期はSD画質(60万画素程度)となってます。設定変更で、初期設定を変えることは可能です。
画質は、LD、SD、HDの3段階で選択可能。
上の写真はHD画質で撮影したものとなります。130万画素とはいえ、結構綺麗に撮れてるんじゃないかと。一応F値2.0のレンズを採用している模様です。
LDは10万画素ぐらいでしょうか・・・外出先からのリモート接続確認でデータ転送量を低減したい場合には良いのかもしれませんが、お世辞にも綺麗とはいえないので、SDかHD(130万画素)を選択する方が良いでしょう。
容量的にはLDが30kb/s程度で、SDは100kb/s程度、HDだと150kb/s程度となります。
可愛い見た目な癖に、結構なスペックと機能で活躍を期待してしまいます。
アプリは複数台管理することが出来ます。
いくつかセットしておいて、任意の場所のカメラを操作するという使い方が出来るわけです。結構便利。
スマホ経由だけでなく、Windows OSでも使用することが可能ということで、
暗いところでの撮影も、最低撮影可能照度は0.5lxということで、ほぼ真っ暗でもある程度映像を見る・撮ることが可能なのは素晴らしいです。
MicroSDに録画した写真や動画を再生することも出来ますし、当然削除などの操作もOK。
防犯設定なども行うことが出来ます。
スマホ側から発した声を、KL-IP508へ伝送・再生することも出来るので、遠隔地から映像を確認しつつ、声を届けることもできちゃいます。
もちろん、KL-IP508にはマイクが内蔵されているので、監視対象領域の音声をスマホ側で確認することも可能です。
今回の目的であった「カメラとわかりにくい」というデザインと、それでいて「リモート映像確認・録画ができる」ことはしっかりと満たしてくれました。
なにより130万画素とはいえ、結構くっきりはっきりした映像を提供してくれるのには驚きました。なかなかよいセンサーを積んでるんでしょう。暗所にも強いですし。
パンチルトについても可動領域は広く、置き場所をあまり選ばないこと、そして自立する具合が良く、人形感覚で置いておくことが出来るというのも利点です。白いボディは、なにかいろんなシールを貼ったりして、お好みのロボットにデザインしちゃっても良いのかもしれません。
ともかく、お値段と見た目とは裏腹に、高いパフォーマンスで、アプリも日本語対応ということで文句なし。非常に満足いくIPカメラです。
KONLEN KL-IP508
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