伊勢ー白山　道

ここで昭和の超弩級（ちょうどきゅう）の特異能力者として忘れては成らない人に、九州の長洲（ながす）の親神さん（おやがみ）と呼ばれた松下松蔵（まつした・まつぞう）さんを書いて置きます。
農家の息子として生まれた男性でした。親からのイジメにも見える試練を受けながら氏神神社への参拝をするうちに、神武天皇を始めとする皇祖神（こうそしん）からの啓示を受け始めます。
そうする内に、どんな病気でもコクリと頷くだけで、その場で一瞬に治す能力に気付きます。

更には難病や肉体的な欠損にも関わる重大な相談でも、「おこもり」と呼ばれる松下松蔵氏の家の部屋で集団で一週間を共に過ごしますと、その問題が解決したのです。
これは誰でも「おこもり」を許された訳ではなく、数百名の相談者の内で１名ぐらいの割合で許可が出たそうです。
この不思議現象が東京の婦人誌に紹介されてから、何名もの医学博士が検証して、その結果は医者の全員が熱心な信者に変わったエピソードもありました。

その時にすることは、松蔵氏と同じ食事をして、松蔵氏から皇室の神様に関わる独自の神話を、火のある囲炉裏を中心に囲んで聞くだけです。
そして日々毎朝、大祓詞を全員で発声して、先祖への感謝の言葉を上げるだけでした。
敬神崇祖（けいしん・すうそ）。つまり神様に感謝して先祖に感謝すれば、「コノ世で叶わないことは無し」が松蔵氏の信念でした。

ところでなぜ私が松下松蔵さんのことを知っているかの理由ですが、実は私の父親の家系が、スサノオの鬼塚（おにづか）と呼ばれる小さな古墳を先祖代々管理する家系でした。
田舎で伝統工芸の職人と神主を兼業する家だった縁から、県の神社の神主とも連絡を取り合っていました。
そして松下松蔵氏を知る切っ掛けは、跡継ぎである私の父親が幼稚園の頃、熱射病に罹り危篤状態になったことでした。

医者からもう覚悟をしてくださいと言われた正にその時に、県の神社関係者から近況報告の電話がたまたま家に掛かりました。そこで私の祖母が跡取り息子が死にかけていることを言いますと、その人が九州の神社関係者から聞いていた松下松蔵さんに電報を打ってあげると言ってくれたそうです。
そうしますと、それから３日後の朝にはケロリと父親は全快しました。

それから私の父親は、子供の頃から両親に松下松蔵さんへの感謝を忘れては生けないことと、無事に成人すれば九州に御礼参りをすることを言われていました。
それから十数年ほど経過してから、父親が九州の松下松蔵さんの家に2日掛かりでお礼参りに到着しますと、すでに数百名の相談者の列があったそうです。
これは大変だと思って待っていますと、関係者と思われる人が父親の姿を見て寄って来られました。

その人が言うには松下松蔵氏が、旧制高校のマント姿をした背の高い青年が列に居るから呼んで来るように言われたそうです。父親が列を見回しますと、マント姿の高校生は自分しかおらず、不思議なことを言われたと思いながら関係者の後を付いて行きました。
その時に父親は、九州の神社関係者にお礼参りをすることを親が報告していたので、配慮の連絡が神社関係者から有ったのかと思い連れに来た人に聞きますと、知らないとのことでした。

ただ、松下松蔵氏は、今日はどんな姿の人が何時頃に来るということを、電話も取らないのに全部朝に啓示で予告していたそうです。
だから、待っている時に態度の悪い人が居ますと、松蔵氏は室内に居て知らないはずなのに、帰るように命令もしたそうです。縁がない、の一言だったそうです。

家内に呼ばれた父親が松下松蔵氏が居る部屋に入りますと、囲炉裏を囲んで多くの相談者に話をしている最中でした。すると松蔵氏は私の父親をそばに呼び、興味深いことを言いました。
松蔵氏が特別に声を掛ける相談者に共通した事がありまして、先ずその人の家系が、どの天皇から分かれた縁かを告げたそうです。

父親の場合は、敏達天皇（びだつてんのう）でした。そして父親が自分の家系のことを何も教えていないのに、先祖に楠木正成がおり、その時の動乱でど田舎へと移動し、スサノオの古墳を守る家柄との縁を持ったことを告げたそうです。
そして、父親が将来に就く職業と、子供が三貴神の因縁で３名出来る予定のことも予言されていました。後に、これはすべて実現しています。

ここで、なぜ九州の特異能力者の話をしたかと言いますと、今回のシリーズの話、「昭和の話　その１」～「昭和の話　その４」には、日本のある神話に基づく共通した理由があるからなのです。
九州。和歌山。奈良。伊勢。ここに超弩級の能力者が存在することは、日本神話の中に描写されていたのです。　それは、・・・・（続く）


※　X級の太陽フレアが発生しました。２１日の夕方から、２２日は特異点です。
太陽が年に１度の特殊な位置に来ます。
明日から数日間の自然現象に注意をします。防災意識を持てば大丈夫です。

生かして頂いて　ありがとう御座位ます

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