ということで、大分から帰って参りました…んですが、語り起こしは別の話から。


先に、白馬の青鬼集落から一路、姫川沿いに千国街道を北上して糸魚川を目座した

と申しましたけれど、たどりついた日本海はこんなふうでありました。


糸魚川からの日本海、佐渡方向を望む


佐渡の方向を望んでおりますので、なんとなくですがうっすらと島影が見えるような気も。

ですが、糸魚川市街地に近い海岸はこのように消波ブロックが延々と続く光景でして、

ヒトがどうにも近づけないというのは、災害予防とはいえ寂しいような気がしないでもない。


とまれ、せっかく海至近まで来ましたので昼飯には海の幸をということに。

辺りで寿司屋を見つけて、というより満席だった料理屋に教えてもらって堪能しましたですよ。



ところで、このお寿司屋さんの店先に目を転じてみますれば、

「がんばろう糸魚川!!」の文字が。


がんばろう糸魚川!!

ふと思い出すのは「そういえば、糸魚川で大火事があったな…」ということ。

昨2016年12月に起こった糸魚川大火。どうやらこのお店も仮店舗営業中のようでなのですね。


目論んでいて入ったお店ではないにせよ、

結果的には観光客としてせめてもの復興支援になったかもしらんと思ったり…というところで、

話は大分に移ります。


今回の大分行きは別府も湯布院もなしと言いました。

大分の地を踏むのが生涯でこれが初めてであるにも関わらず。


ですが、3年前一緒に熊本通潤橋を訪ねた友人が自身の夏季休暇に合わせて

一週間の大分一周を目論見、それに週末部分だけ乗っかる形のものでありましたので、

メイン観光地たる別府などは当然に絡めたルーティングであるものの、

乗っかる部分の日程からは外れておる…とまあ、かような次第。


ではその行き先は?ということになりますけれど、まず目指したのは大分県日田市。

すでに先の糸魚川の話の後に大分というだけでご想像の及んでおった方もおいででしょう、

そしてさらに日田とくれば、7月始めにあった大雨災害が思い浮かぶのではないでしょうか。


友人は大雨の以前から周到に計画しており、ひと頃は被害状況を気にかけておりましたが、

宿から「ぜひおいでください」と電話があったのだそうな。


その後もひと月半くらいが経過するも

今でも道路が寸断されている箇所などがあるようではありますけれど、

宿のある市街地ではおよそ被害らしい被害もなかったようながら

「日田は被害が大きかった」と一律に考えられて観光客も引き気味であるとか。


一種の風評被害てなふうに、まさに日田の温泉宿を取り上げていたTVニュースもあり、

これまたせめて観光客にできる復興支援ということで、友人と「散財してくるか」となった次第。


これから大分の旅の話を語り起こすにあたっては実に長い前置きになりましたですが、

そんなこんなの経緯でもって、日田に向かうところからスタートしようと思っておりますよ。

ただ、「北安曇紀行」を先に片づけておかねばなりませんなあ…。


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