中山路の「笑里寿」跡に入ったお店。入口上部に書かれた「蘭州牛肉拉麺」という大きな文字から、これが店名だとばかり思っていたのだが、実は「東珍味」が店の名称であることが先日、判明した。 店員さん曰く、「お店の名前は東珍味ね。蘭州牛肉拉麺はここで出しているモノね」と。 そんなわけで、同店で最初に食べる料理は、蘭州牛肉拉麺とした。 厨房近くの席に座り、注文するとすぐに「バ~ン、バン」という音が聞こえてきた。料理人が麺の塊りを打ち付けているのが垣間見える。 やがて運ばれてきたのがこれ。拉麺と一緒に辣油も来た。 「辛さ、いろいろできるね。自分で調節してね」とオネエサン。 ここでいきなり辣油を加えてはいけない。まずはデフォルトでの味を確かめたい。 食べ始める前に、儀式として具材を探索する。麺に隠れていて見えないが、当然、牛肉が入っている。(引き出して撮影するべきだったか…) そのほかに煮たダイコン、刻んだ葱、香菜、そして胡麻が浮かんでいる。 麺はモッチリしていて、どこかウドンのよう。しかも厚みがあるので、普通のラーメンのように啜るというわけにはいかない。 齧るのだ。 お店のオネエサンの話では、こねた小麦粉の塊りを引っ張って延ばして作っているそうだ。2本、4本、8本、16本というふうに増やしていくらしい。 そのため、刀削麺ほどではないが、太い部分、細い部分があって食感もいろいろだ。一口、噛み切ってみると、しっかりと小麦の味わいが口中に広がる。 美味しい♪ 煮たダイコンがどうなのかと思ったが、これがスープによく合うのだった。どこか甘味を感じさせるダイコン。牛肉と大根という中華料理もあるので、これは問題のない組み合わせのようだ。 そして、穏やかで優しいスープが美味しい♪ 少し酸味があるのがまたいいね。 と、ここで気になったのが、このコップ。 どこかで見たことがあるなと思って、目を近づけると… なんと、これはあの「安楽園」のコップではないか!! 「安楽園」のコップ。これは「横浜博覧館」の2階に展示されていたときに撮影したモノ。 なんで、これが「東珍味」にあるのかなぁ… 後半から辣油を加えて味変させる。 これはこれで美味しいと思うが、タイミングとしては少し早まったかな。 もう少し、何も入れない状態で食べた方が良かった。 後半3分の1くらいになったところで投入するのがいいかも。 ま、とにかく美味しいスープでだったので飲み干してしまった。 次回はビャンビャン麺を食べてみようと思っている。 帰りがけに壁を見ると、こんな額が架かっていた。 これで書き順がわかるし、文字自体を覚えられるね。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
先だっての本で蘭州牛肉拉麺を読みました。
色々とためになっています。読む速度が遅く、毎日数ぺージしか読めません。
オマケのように表記されたのが店名だとは気づきようもありませんね。
麺が美味しいので味かえたバリエーションが欲しいと思ってしまいます。
面白いことがたくさん載っていますので、
ゆっくりお読みください。
酸味のあるあのスープが美味しいですけど、
ほかのスープも欲しくなりますね。