万能鑑定士Qの推理劇II (角川文庫)

コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ幻の短編小説『ユグノーの銀食器』の原稿が発見され、それがオークションにかけられることになる。

莉子は高校生時代に憧れた先輩の子供と偶然出会い、彼から託された「不思議の国のアリス」の和訳本「愛ちゃんの夢物語」に潜んだ「何か」を見つけるために、お店を畳んでオークションハウスで働くことになる。

慣れ親しんだ「万能鑑定士Q」を閉めてまで探りたい秘密と助けたい人。今回は莉子にとってちょっと厳しい現実と向き合わなければならないことになりました。思い出の中で色あせることのなかった輝きも、時が経てばいろいろと色あせて変化していってしまうものなのですね。切なすぎました。 


そして小笠原、最後の最後にゴミ収集車に飛び込むなんて・・・汚いけどかっこよかった。


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