nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

映画 ルーム(ROOM)

2016-04-15 18:57:39 | 映画・演劇・コンサート
昨夜の熊本の地震、いきなり飛び込んできた震度7という数字と、頻繁に起こる余震のニュースに驚きました。
本当に日本列島隅から隅まで、辺りかまわずどこで起こるかわからないという感じで
阪神淡路大震災以降、地震の頻度と規模の大きさは尋常ではない気がしています。
多少の蓄えや備えをしていても、地震そのものは防ぎようがないだけに、本当にやるせないですね。
今回犠牲になられた方、被害にあわれた方には慎んでお見舞いを申し上げます。
これ以上大きな余震が起こらず、被害が広がらないことを祈りたいです。

さて今日は地震に対する重たい気持ちを抱えながら、こちらもヘビーなテーマの作品 ルーム を観てきました。
解説・・・・(映画.comより)
アイルランド出身の作家エマ・ドナヒューのベストセラー小説「部屋」を映画化。
監禁された女性と、そこで生まれ育った息子が、長らく断絶されていた外界へと脱出し
社会へ適応していく過程で生じる葛藤や苦悩を描いたドラマ。
第88回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされ、息子とともに生きようとする母を熱演した
「ショート・ターム」のブリー・ラーソンが、主演女優賞を初ノミネートで受賞した。
監督は「FRANK フランク」のレニー・アブラハムソン。
7年前から施錠された部屋に監禁されているジョイと、彼女がそこで出産し、外の世界を知らずに育った5歳の息子ジャック。
部屋しか知らない息子に外の世界を教えるため、自らの奪われた人生を取り戻すため、ジョイは全てをかけて脱出するが……。

天才子役ジェイコブ・トレンブレイ君の演技と、ブリー・ラーソンとの母子愛があまりにも自然で
現実の母子の間で起こっていることであるような錯覚を覚えながら、その奇異な世界に引き込まれていきます。
息子の5歳の誕生日を機に、壁の向こうにも世界があることを教えたいという思いで、脱出を試みるのですが
ジャックに死体の振りをさせて、誘拐犯に外に連れ出させるシーンは
成功するのはわかっていても、本当にドキドキして心臓が震えました。
ジャックの話から警察が動き、母のジョイも救出され、犯人は捕まりますが
その先の再生の話がよりリアルで、決して即ハッピーエンドではない苦悩が待っています。
ジョイの父母が離婚していたという設定も、たぶん娘の誘拐に要因があったのでしょう。
娘が戻ってきた喜びと、突然現れた孫の父親が実は憎き犯人であることへのとまどい。
家族のぎくしゃくと、ジョイとジャックの精神的苦痛とそれを乗り越えるための葛藤・・・・
じわじわじわじわ、ずっと涙がにじんでいるような、そんな130分でした。

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トイレットペーパーシェアNO.... | トップ | EVITA 高保潤ジェリー化粧水 »
最新の画像もっと見る

映画・演劇・コンサート」カテゴリの最新記事