nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

宮部みゆき ペテロの葬列 上・下

2016-05-16 22:14:44 | 本・雑誌・ドラマ

宮部みゆきさんの杉村三郎シリーズ第3弾 ペテロの葬列 上・下 を読みました。

あらすじ・・・・上(「BOOK」データベースより)
「皆さん、お静かに。動かないでください」。
拳銃を持った、丁寧な口調の老人が企てたバスジャック。
乗客の一人に、杉村三郎がいた。
呆気なく解決したと思われたその事件は、しかし、日本社会のそして人間の心に潜む巨大な闇への入り口にすぎなかった。
連続ドラマ化もされた、『誰か』『名もなき毒』に続く杉村シリーズ第3作。

あらすじ・・・・下(「BOOK」データベースより)
杉村三郎らバスジャック事件の被害者に届いた「慰謝料」。
送り主は?金の出所は?老人の正体は?
謎を追う三郎が行き着いたのは、かつて膨大な被害者を生んだ、ある事件だった。
待ち受けるのは読む者すべてが目を疑う驚愕の結末。
人間とは、かくも不可思議なものなのかー。
これぞ宮部みゆきの真骨頂。

バスジャック犯人が、過去に関わったとされてクローズアップされていくのが
かつて日本中を森閑とさせた、悪徳商法と呼ばれるマルチ商法事件。
犯人と、被害者と、その周囲の人々が、複雑に絡まり合って、それぞれがもがき傷つき追い込まれていきます。
さらに杉村自身の仕事とプライバシーまでもが、どんどんと揺るぎを見せ始め、すべては思わぬ方向に・・・・
上下巻合わせて800ページ強の長編で、相変わらず宮部作品は長く
こんなに引っ張らなくてもいいのに~と、実際途中で飽き始めていたのですが
ただ長く、くどいだけの話ではなかった!
どうでもよいような逸話も、何気ないフレーズも、すべて伏線でした。
こんなどんでん返しが待っていたとは、まさに寝耳に水。
読後感は女は怖い!の一言、ストーリー的にも、これを書いた宮部さん自身にも!

ペテロの葬列(上) [ 宮部みゆき ]価格:745円(税込、送料無料)



ペテロの葬列(下) [ 宮部みゆき ]価格:756円(税込、送料無料)


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