nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

東野圭吾 パラドックス13

2014-06-07 12:02:09 | 本・雑誌・ドラマ
東野圭吾さんの パラドックス13 を読みました。

あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
13時13分13秒、街から人が消えた。
無人の東京に残されたのは境遇も年齢も異なる13人の男女。
なぜ彼らが選ばれたのか。
大雨と地震に襲われる瓦礫の山と化した街。
そして生き抜こうとする人達の共通項が見えてくる。
世界が変れば善悪も変る。殺人すらも善となる。
極限状態で見えてくる人間の真理とは。

ミステリーやサスペンスは大好きですが、SFにはいまいちのめり込めない私。
こちらも完全なるSFの世界なので、ちょっと躊躇しましたが、まあ東野作品なので読んでみることに・・・
展開や設定は巧みだし、東野さんらしい読ませるテクニックに溢れていて、飽きさせません。
500ページ近いけど、あっというまに読み切ってしまいました。
2009年に書かれたものですが、地震や津波、土砂災害のシーンなど
その後起こったあの大震災を重ねてしまい、より痛ましさを誘います。
しかし!やはりと言うかついついというか、どうしても絵空事と言うイメージを崩せず
切羽詰まった状況に浸ることが出来ず、登場人物への感情移入も出来ず
命がけの選択を迫られるシーンでも、涙がにじむこともなく
内容の割に、ハラハラドキドキできない不完全燃焼の物語でした。
最後にもう少しスッキリできるのかと思ったけど、結末もいまいちあっけなく感じました。




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