nobara＊note

昨夜埼スタに向かった時には、たとえ突破は無理でも、ホームゲームとして恥ずかしくない内容で
サポーターを納得させるだけのゲームをして貰えれば、と言うささやかな気持ちでした。
その上先制点を許すという形になってしまい、その瞬間もう勝ちはないと思った人も多いはず。

もう突破は無理・・・と思わせたあと、35分に興梠のゴールで追いつき
その3分後に相手に退場者が生まれ、10人になった川崎は中村憲剛をひっこめて
DF田坂を投入し、とりあえず守りに入ると決めた川崎。
しかしその退場で１０人になったことと、要の中村憲剛を失ったことが
後々の川崎を苦しめる、大きな要因にもなってしまいます。

後半に入り、攻撃に火が付いたレッズと、じり貧に下がり始める川崎の対比。
気持ちが守りに入り過ぎた川崎と、失うものは何もなくある意味捨て身で戦えたレッズ。
後半は川崎に何もさせず、レッズのシュートの雨あられ、まるで花火が上がるかのように、連続で続くCKのアーチ。
そして70分ズラタンのゴール 、84分ラファエル シルバのゴールで、スコアを引き分けに戻し
85分高木のゴールで大逆転し、準々決勝の済州戦に続き、歴史上に残るお祭り騒ぎ。
川崎のサポーターたちにしてみれば、後半45分間、ずっと絶叫マシーンに乗っているような展開。



決勝ゴールの高木選手、本当にありがとう！
元々、ここぞの戦いに勝負弱いとされている両チーム。
先に十分すぎる余裕を持たされてしまった川崎の、大いなる悲劇ともいえるのかもしれません。
そして接戦でなかった分、レッズの選手たちの思い切りもよく
開き直りにも似た集中力が生まれ、大量得点に繋がったのだと思います。
レッズの勝利に向けて、すべての細かいピースが丁寧に組まれながら、大輪の花を咲かせた奇跡の戦い。
新生堀レッズの大逆転ミラクル勝利、22000人のサポーターの声がまるで6万人の声にも聞こえた夜でした。
（観客26000人でしたが川崎サポも4000人くらいはいたでしょうから）
済州戦に並ぶ幸せな試合を見せてくれて、これだからレッズサポはやめられませんね。

今季ACLのホームでの戦いではいまだ負けていないレッズ。
次は予選で戦った上海上港と再び相見えますが、是非とも決勝に進めるよう頑張ってもらいたいです。