nobara＊note

リーグ3連敗のレッズは、同じく3連敗17位に沈む広島を迎えてのホームゲーム。
この一戦でチームが崩壊の危機に陥るか、踏みとどまれるかの大事な戦いです。
ここ数試合の中で漂い始めた危機感に対し、何も変えてこなかったミシャ。
さすがに何かを変えなければと思ったのか、那須をDFの中央に入れ、遠藤をボランチに上げて
柏木をシャドーに入れ、宇賀神がベンチ入りせず駒井が先発。
本当はもっと打って欲しい手もあったけど、ミシャにしては動かしてきた方だと思えたので、これで突破口を見出してほしいと願うばかり。


前半終盤42分、45分に、興梠、武藤の立て続けのゴールが決まり2－0。
さすがに17位のチーム対し2点先制すれば、ある程度勝利は見えてきたはずだし
ハーフタイムを挟むことで、後半の修正と気持ちの引き締めもできる、と思っていたのですが・・・・

後半手を打ってきたのは広島の方で、前半にアクシデントで交代枠を1枚使っていたにもかかわらず
後半スタート時に投入したアンデルソン ロペスがうまく機能して、レッズのバタバタを誘い始め
47分に皆川、54分にアンデルソン ロペスに得点されてあっという間に追いつかれ
慌ててラファエルシルバを投入するも、72分の再度アンデルソン ロペスに追加点で勝ち越されてしまいます。　
そもそも、レッズの失点パターンが醜い！　
慌てる必要がない時点で好き勝手に焦って、バランスを崩し自滅・・・・
有効な攻撃であるはずのCKに、全くの可能性が見いだせないばかりか
それが相手のカウンターの起点になってしまうという、不思議な守備。
昨日得たCKを10回、そのたびに期待よりも不安でドキドキさせられてしまうという情けなさ。

ラファとの交代は武藤だったのですが、後半の興梠がかなり痛そうにプレーしていて痛々しかったので
最初に興梠を替えておけば、もっと攻撃力がアップしていたはずだし
逆転された後、那須を引っ込めていつものシステムに戻したのですが
引っ込めるのは、那須じゃなかったのではと思うんですよね・・・

結局相手も逆転した後に気が緩んでしまったというのもあり、ズラタンのゴールで追いつき
最後はロスタイムに関根の神がかりの個人技で逆転し、何とか辛勝。
チームプレーとポゼッションを重視しすぎる、面倒くさいミシャサッカーの危機を救ったのが
個人のドリブル突破と、パスを選択せず自分で運んで自分で打った、関根の判断だったことは
何とも皮肉めいていて、気持ちよかったですね。
しかし今のこの状態では、水曜日の川崎戦は厳しいものになりそうです。