政府の
地震調査研究推進本部は、内陸や周辺の海域にあり重点的に調査や評価を行う主要活断層帯について、新たに山梨県から静岡県に延びる身延断層など16の活断層や活断層帯を指定しました。
政府の地震調査研究推進本部は、内陸や周辺の海域にある全国の活断層や複数の活断層からなる活断層帯のうち、断層の長さや活動の度合いなどから、97を主要活断層帯に指定し、重点的に調査や評価を行っています。
(2017年2月)21日開かれた部会で、ほかの活断層などについても議論が行われ、地下にも断層が延びていると推定される活断層や、周辺の活断層の状況から活動度が比較的高いと想定される活断層など、「身延断層」を含む16の活断層や活断層帯が新たに主要活断層帯に指定されました。・・・【編注・資料 計79−(2) 主要活断層帯の追加方針について(PDFファイル 2,411 KB】
「身延断層」は身延町から静岡県富士宮市にかけてほぼ南北に延びる長さおよそ20キロの断層で、政府の地震調査委員会は断層全体がずれ動いた場合、最大でマグニチュード7.0程度の地震が起きる可能性があると評価していますが、今後30年以内の発生確率は「不明」としています。
しかし、周辺の活断層の状況から活断層の活動度が比較的高いと想定されることなどから、今回、新たに主要活断層帯に指定されました。
山梨県防災危機管理課は「東海地震などに備えた地震対策の延長で対応していきたいが、情報収集をして新たに必要な対策があれば速やかに対処していきたい」としています。
年度末の忙しい最中にたまたまリニア関連サイトでこの件を知りましたので、取り急ぎ情報確認だけしました。地域各紙や時事通信も報じているようですが後日にしてとりあえず以上です。