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こんな問題を知りましたので、神戸新聞などを参照しました。
灘中に「教科書なぜ採択」盛山衆院議員ら問い合わせ(2017/8/4 06:40 神戸新聞NEXT)
 私立灘中学校(神戸市東灘区)が採択した歴史教科書を巡り、自民党の盛山正仁衆院議員(63)=比例近畿=や和田有一朗・兵庫県議(52)=神戸市垂水区=が同校に「なぜ採択したのか」などと問い合わせていたことが3日、分かった。インターネット上でも「政治圧力ではないか」と問題視する声が上がっている。(以下略)

灘校に「問い合わせ」を行った和田有一朗(兵庫県議・自民党)、差別集団として悪名名高い在特会と親しい右翼政治家だった~つまり似非愛国者ですね。(togetter)
名門・灘中学校長が告白! 採択した歴史教科書めぐり同校に自民党とネトウヨから卑劣な圧力が(2017.08.03 LITERA/リテラ 宮島みつや)

謂れのない圧力の中で-ある教科書の選定について-(PDFファイル 129 KB) | 2016年9月9日 といXXXIV 2016(PDFファイル 1,001 KB) にも収録されています。
この論考を読んで関心をもったのが次のセンテンスでした・・・
 『これからの教育のキーワードともなっている「アクティブ・ラーニング」は、学習者が主体的に問題を発見し、思考し、他の学習者と協働してより深い学習に達することを目指すものであるが、そういう意味ではこの教科書はまさにアクティブ・ラーニングに向いていると言えよう。』
(私が街づくり事業やリニア新幹線事業に関心をもっているのは、この意味で私の教科書にしているからだと気付いたのです。)

教育をゆがめる政治家の雑言(2017/8/9 玄洋庵文庫)
私は玄洋庵文庫を拝読してこの問題を知りましたので、いつも通りにソースを確認しました。
過日、道徳教科書の選定、甲府市は8月9日か を書いたのですが甲府市教育委員会から明確な記事が出ていない状況で教科書選定が行なわれ、その会議録も何時、どのように公開されるか不明です。
そんなことも関係して、和田孫博氏のような教育者からの発信が読めるインターネットはやっぱり素晴らしいと思ってこの記事で記録することにしました。

いろいろ調べている時に和田孫博氏が 「国際人嘉納治五郎と揮毫に見る人生観」 を 「とい XXXIII 2013」(PDF 463 KB) にお書きになっていることを知りました。拝読していたく感銘をうけましたので末尾だけ引用させていただきます・・・

最後に、これは本校に遺されているわけではないのだが、教育者としての嘉納の心意気を示すものとして最も有名な言葉を紹介しておきたい。それは「教育事天下莫偉焉一人徳教廣加萬人一世化育遠及百世 教育事天下莫楽焉陶鋳英才兼善天下其身雖亡餘薫永存」である。書き下すと「教育のこと、天下これより偉なるはなし、一人の徳教、広く万人に加わり、一世の化育、遠く百世に及ぶ。教育のこと、天下にこれより楽しきものはなし、英才を陶鋳して兼ねて天下を善くす、 その身亡ぶといえども余薫とこしえに存す」となろうか。教育の醍醐味をみごとに表している。
自らの影響が自分が死んだ後も百世に亘って残るのだと思えば、いささか武者震いを覚えるのは私だけだろうか。教職に身を置く者として常に心に留めておきたいと思っている。

私もパソコンを離れて図書に埋没したいとも思う今日この頃です。



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