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むかしむかし

こないだ鹿児島で講演したときに
そのあとの講師を囲む会で

うちの親父と同級生という内科の
先生にお話を伺う機会があって。

その先生は、東京で,食道癌の診断方法を
学ぶ機会があったそうで

なんと、ケン三郎が入局したときの
先代の教授についていたという。

「昔はね、食道癌の診断が極めて
難しかった時代でね、なんとか早期に
見つけようとのぞきの胃カメラで
やってた時代があるんだよ」

「え、、僕その教授の最後の頃の
入局ですよ」

「鹿児島から東京に出て、勉強
したんだけど、その時胃カメラで
10も20も生検をとるからもう
内視鏡終わった後は血だらけで
もうびっくりしたんだよ、
大丈夫だろうかって。そんな時代も
あったんだけど、今日の講演を聞くと
大きく時代が変わったんだなと実感したよ」

はあ、、、、20個ですか、、

「その頃は食道癌の患者さんといえば
手術も大変だったし、、、予後も悪かった
からなんとか早く見つけたいっていう
一心だったんだろうねえ」


今や全国津々浦々で食道癌の診断、手術
ESDがおこなわれ。

時代も大きく変わってます

先人のご苦労があってこそ
今があるわけで

温故知新。大事っす

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2014-03-15 22:22 | 先輩からのアドバイス | Comments(0)
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