カテゴリ:雑記
所蔵品の中から、四季をテーマとして制作された絵画作品を選び紹介します。 重要文化財「源氏物語手鑑」は、桃山時代の土佐派を代表する土佐光吉が描いた絵と、12名の公家が分担執筆した詞、各80枚からなる作品です。 例年は物語の章段順に展示していますが、今回は初の試みとして、 春・夏・秋・冬、それぞれの季節が描かれている場面を選び、季節ごとにわけて展示します。 そのほか、江戸時代の屏風絵や浮世絵作品と合わせて、日本の四季を楽しんでいただける展覧会です。 国の重要文化財「源氏物語手鑑(げんじものがたりてかがみ)」展が、解説付きであるので見に行った。 桃山時代の土佐派を代表する土佐光吉が描いた絵と、12名の公家が分担執筆した詞、各80枚のこの作品は、誰がいつ注文したのだろう? この作品を注文したのは、 大坂の陣で活躍した武将で「石川忠総(ただふさ)」。 彼が、「源氏物語」の学者で、将軍にも講義したという、中院道村(なかのいんみちむら)に話を持っていき、 道村の指導の元、土佐派が絵を書き、公家が詞書を書いたという。 大坂の陣で活躍した、 石川という姓の武将で 趣味人とくれば、これはもう、あの石川丈山しかない!!と思った。 元武士であり漢詩の大家、煎茶の開祖と言われる 石川丈山だと私は思った。 ■石川丈山■は、武士をすて、文化人となり庭造りに才能を見せた。 石川丈山が詩仙道や蓮華寺を作ったことは有名。 帰ってから、ネットで調べたら、石川忠総(ただふさ)は、石川丈山にあらず!! _| ̄|○ ■石川忠総(ただふさ)■は、今の滋賀県の膳所藩主だった。 「石川忠総(ただふさ)」とは、丈山の武士の時の名前だと、勝手に思い込んだ私は、一緒に行った夫にもそう言った。 ああ、早とちり!!。。・゚(´□`)゚・。 ちなみに、この「源氏物語手鑑(てかがみ)」が重要文化財になったのは、 詞書を担当した18人の公家の1人、山科言緒(やましなときお)が制作の経緯を日記に残しており、背景がたどれる点 と、全80枚が全て残っているというところにある。 ■和泉市久保惣記念美術館新館■ しの源氏絵─土佐光吉の細密画─ <期間>2月8日~3月30日 *会期中展示替えあり <会場>大阪府和泉市・和泉市久保惣記念美術館(泉北高速鉄道和泉中央駅からバス) <問>☎0725(54)0001 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.02.19 14:16:47
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