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NHKの「覆面リサーチ ボス潜入」という番組を見たことがありますか?


大企業のトップが 変装し現場に潜入。
実際に現場の仕事を体験し、実態を知ったのち直接現場の声をくみ上げる番組です。

この番組、今までに2回見たのですが、2回とも号泣しました。
文字通り涙が止まらなくなるんです。

まず、第三者から見てどんなに地味で、どんなに大変な仕事でも、現場の人たちが
プライドを持って仕事をしている姿に感銘を受けます。

今日私が視聴したのは、東京メトロの職員の方々だったのですが、
お掃除の方は、掃除道具の先がお客さんにぶつからないように
気を配って清掃していました。
案内係の方は、案内の際ににお客さんに腕の外側を見せないように
心を配っていました。遮断して失礼にあたるからだそうです。
接客業に縁がないせいか、私はそんなこと気にしたこともありません。
それに、自分の会社とは関係ない観光地の案内もしていると
おっしゃっていました。外国ではまずありえません。

そこまでお客さんのことを、他人のことを考えながら
仕事ができる日本人は本当にすばらしいと思うのです。
世界中見ても唯一無二だと思いますし、その「おもてなし」の心がどれだけすばらしいか、
日本のひとは当たり前にやっていて気がついていないんじゃないかな。

そしてなによりも自分の仕事に対する責任感の重さ。
外国で暮らしたり、外国人と仕事をすると、誠意どころか、本当にひどい目に会いますから。
もうこの時点でいっぱいいっぱいに私は感動してしまいました。
一人ひとりがこんなに一生懸命に自分の務めを果たしているからこそ
日本はここまで発展したのですよね。

そして、番組の最後に現場を体験したボスが正体を明かし、その現場の声を
今後どう生かしていくか現場でお世話になった人に直接お話するのですが、
ここで号泣ですよ。もう号泣して画面が見られなくなるんです。
多分日々頑張っていらっしゃる方が、少しは報われた気持ちになるからでしょうか?
どうしてかわからないのですが、とにかく号泣です。

東京メトロ、特に千代田線には日々お世話になっています。
この番組を見て、 ゴミを分別しないで捨てたり、座席にゴミを残したり
する人がいなくなりますようにと心から願います。
清掃の方はゴミを一つ一つひらいて、分別していました。
自分も気を付けなければと反省しました。

日々自分が当たり前のように利用させていただいている地下鉄を、こんなに誇りを持って
清掃したり、車内の広告をあんなに大変な思いをして変えたりしている人が
居るんだとこの番組に教えていただきました。

そうそう、案内の場所には、ヨーロッパでは「i」マークが共通して使われていて、
それを日本でも取り入れたらヨーロッパ人にはすごく分かりやすいんじゃないかな。

私が視聴した回がたまたま良かったのかもしれませんが、
この番組は地上波で放送すれば、大きな話題になるのではないでしょうか。

明日から半年間休みがないので、とてもいい刺激になりました。
ブログの更新はできないと思います。

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