ageha的ニチジョウ

と言うタイトルを書いて、ナニゲに検索してみたら。
同じタイトルの記事がやたらに出て来て笑った。いるよね。だよね。そうだよね。
そんなありがちな、でも私には人生初めての出来事のお話を。


5月のとある夜。（もう8月だけど）

ベッドに入って、もた（猫）を腕枕して　嗚呼至福の時！と眠りに落ちそうなその瞬間。
遠くからプイィィ～～～ンと羽虫の羽音が寄って来たな、と思ったと同時に耳に入った。

えぇぇ？？有るの？こんな事？？

あんまりびっくりして一瞬何が起きたのか分からず寝たまま目を開けて考える。
えーと。耳に羽虫が入ったのか…。

カサコソカサコソ。

耳痛い。キモチワルイ。取りあえず電気を付けようと、伸ばした手をとめる。ああそうだ。
虫は暗い方を目指すんじゃ無かった？蛾とか夜行性の虫以外は暗い方へ飛ぶ。
窓を開けておくとハエが飛び込んで来るじゃない。寝耳に虫の走光性はどっちだ？
あえて耳の穴に入ったんだから負の方だろう。電気はダメだ。

じゃあ耳に水が入った時、入った方の耳を下にして片足でトントンする、あれやって出すか。
いや、ダメだ。虫は上に登る習性が有る。テントウムシなんかを指に乗せると登って登って
てっぺんまで登って飛び立つじゃない。

電気は付けず、耳を上に向ける。絶対これ正解。
ああ虫を学んでおいて良かった。（←？）

取りあえず鼓膜が有るからそれ以上奥には行かないだろう。カサコソカサコソ。
ブブブブｂ…あ。Ｕターンしようとして詰まったっぽい。どうしたもんじゃろのう。
ブブブカサコソカサコソあ。無事ターン成功。

頭の中で恐ろしく響き渡るカサコソ音がだんだん出口に向かっているのが分かる。
部屋は月明かりで薄暗い。そして無駄に冷静な私。

　何事？

と変な顔をして見ているもた（猫）の顔の前に、パーフェクトヒューマンばりに
耳を上に向けたままの顔を近づける。その刹那。

カサコソカサコソプイィィィーン出た！方向を、もたが目で追う。
おお。さすが夜目が利くな。猫よ。しかも耳がいい。

もたが羽音方向を目で追ったのだから出たのは間違いない。
でも、なんか耳の中痛いし気持ち悪い。



その頃ハキリバチにはまっていて動画や写真を撮って面白がっていたけれど、
あれみたいに耳に葉を詰めてってたらヤだな。とか地蜂みたいに卵産んでって
ないよね？とか、なんつーか変な事考えちゃうわけですよ。

　葉切り。


それにしてもこんな広い部屋の中で！こんな暗闇で！！よりによってこんな小さな
耳の穴に！！ブルータスおまえもか！つかオマエ誰だ。とか思っているうちに
眠りについたのでした。冷静で図太い。

これはもう、「ネタ提供してあげるからブログを再開せよ」という命がけの虫の知らせ
なのでは無かろうかと。結局あの羽虫が何だったのかは不明のままで、もしもう少し
私が冷静だったら、耳にプラカップ被せて出て来たところを捕まえた事でしょう。

冷静風で、案外オロオロしてたらしい。残念。




気がつけば半年もブログお休みしちゃいましたが微妙に古いネタで復活。

　耳に虫が入ったこと有りますか？
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