第2条により、会社には4種類あることがわかりました。

 

 そして、組織変更やその頻繁な登場回数から、株式会社というのが一番大事なものだということもわかった。

 

 そこで、株式の意味です。

 

 私は学生時代、かなり昔ですが、この意味をどうしても具体化できず、要するに理解できなかった。

 

 書店にある一般読者向けの本では、わかりやすく解説するために会社における一部持分だとか一部所有権だとかといった説明を見受けることがあります。

 

 まず、疑問に思ったのは株式というのは、権利なのだろうかということです。

 

 結論を先にいえば、所有権や債権のような権利を意味するものではなく、いろいろな権利の総体である、これを別の言葉でいえば地位というふうに通常の教科書では解説されていますね。

 

 会社における地位というのは、もちろん、法的な意味でですが、会社に対してこういうことをいえる、ああいうこともできるといった感じでしょうか。

 

 ここで、社員権という言葉を使うと理解の役には立ちますね。

 

 義務については、どうか。後で話しますが、株式というのは全額払い込めば、それ以上の義務はないように思えるんですよね。また、地位の中における自益権と共益権はどういう関係にあるかなども、ここでは割愛します。

 

 さて、その株式、会社における地位と捉えるのならば、一種の持分でもあるといえますよね。

 

 ここで、疑問が生じるのは、他の合同、合名、合資会社の社員も地位を有して持分を有しているわけですよね。

 

 それらに比した株式の特徴というのは何なのか。

 

 これが細分化された割合的単位といっていいかと思います。

 

 つまり、同じ地位でも1株ごとに細分化されている。

 

 1株の人よりも100株の人の方が地位が高い。そして、原則、一株は同じ一株だ(種類株式については後に説明します)。

 

 また、自分もその会社の地位を得たいなと思ってもお金がない、しかし、一株1万円だったのなら、五株位は買えるやといった感じで、会社としてもお金を集めやすいというメリットがありますよね。

 

 合同や合名会社の場合、100万円出資する人も10万円出資する人も、その出資を一単位とするわけで、細分化されたり割合化されたりしていませんよね。

 

 以下に続きます(^^)/

 

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