フィレンツェで仕事を始めてから、ピサのニュースにやや疎くなってきました。

 

6月のピサのお祭りで久しぶりに街を歩いて、「あれ、気づいたらできてた。」っていうのがいくつもありました。

これもその1つ。

 

 

 

 

古代船の博物館が開館してたー!びっくり

 

ピサも他のイタリアの都市と同じく、掘ると→こんなん出ちゃう   殺人事件とちゃいまっせー

 

今から19年前の、1998年には、古代の船が発掘されました。

 

 

 

写真はPisatodayより

 

ピサの斜塔から500Mしか離れていない場所。

鉄道建設のために工事をしたら木片が。この木片、古代船の木片だったの。

これが見つかった時点で、鉄道ではなく別の目的に変更~☆ 

掘削開始。

その後、深さ約3メートルの場所から難破船がいくつも。

現在までに、30隻ほど見つかっています。

木材は劣化しているものの、ほぼ無傷という素晴らしい状態だったそうです。

 

 

 

写真はPisatodayより

 

船だけでなく、金属や、ガラス片、ツボや財宝なども見つかっていて、

食器や台所用品、大工工具、オイルランプや偶像なども。

紀元前2世紀から紀元後7世紀の間の物と言われています。

 

難破船、貿易、船員などの切り口から、その当時の様子をかいま見ることができます。

 

皇帝アウグストゥスの息子たちの碑など、様々な時代のものが。

すごいねー、歴史の授業で習った名前が、現実に。    わかってても実感がねー

 

開館した博物館は、メディチ家の武器庫Arsenali Mediceiだったところ。

これもまた、すごいよねー。

古代の遺物を、中世の建物で保管。

 

わたくしがピサ大学の講座を取っていた時、

教授から「これ専用の博物館ができる予定。。。と言われて、すでに10年以上。」と聞いて、

まだできないに違いないさ~、なんて言って思っていたら、できてた!

しかも、2016年11月25日に。      もう半年以上たってるよー

 

 

 

写真はPisatodayより

 

復元した船なども展示されています。

一番長い船だと19Mというのがあるそうです。

 

今のところ、2つの建物が開館していて、完成は11ホール、総面積4,800平方メートル。

完成までには、まだ数年を要するそうな。    

 

すごいな、11のうち、2つしかできてないのに、開けちゃうんだ!

なんつー、見切り発車爆  笑

日本なら、せめて半分はできてから開館するよねー。

 

個人的見解ですが、資金が足りないと見た。

2ホールでもあけて、資金の足しにするんじゃないかな。

ローマみたいな大都市だと、企業がだーん!と出してくれるけど、ピサだからねぇ。

 

私はもう少しホールが増えてから見に行こうかな。

 

 


 

現在、要予約のガイド付きツアーでのみ、見学可能です。

 

VISITE GUIDATE
メール: turismo@archeologia.it
TEL: +39 055 5520407

電話が通じるのは、月曜-金曜 9:30-14:30

それ以外の時間は留守電にメッセージを残してください、だそうです。

 

値段: 12ユーロ
     ピサ在住者とCOOP会員10ユーロ

     6-14歳 5ユーロ

     6歳以下は無料

 

このガイドの情報↑は、Comune di Pisaのページより

 

 

ガイド代だと思うと安いが、2ホールしか開いてないのにちょっと高くないか?

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