<ピサの一大イベントのスケジュール>
6月16日 ルミナーラ
6月17日 サン・ラニエリの祝日&パリオ・ディ・サンラニエリ
6月18日 ラ・レガータ・ストリカ(4年に1回ピサで開催)
6月末(17日の翌週の土曜日) ジョーコ・デル・ポンテ
↑これがピサの紋章、ピサ十字
ピサの祝日の前日、ルミナーラが終わり、翌日17日は、町の聖人サン・ラニエリの祝日。
町の人は、ルミナーラを楽しみにしていて、この祭りは12時過ぎに終了するため、祝日の朝は、非常に静か
正月みたいな雰囲気です。
ルミナーラの後、わたくしたちのように、仕事に疲れた中年は、すぐに帰りますが、
1杯飲んで帰ったり、広場でやっているイベントを楽しんでから帰る人もいるので、翌朝はシーン。。。としています。
17日は、毎年、町中に露店がならびます。
が、今年は、テロを警戒してか、なんとたったの75店舗だったそうです。
新聞には、夏が早く来て、道路にテラス席を作っているお店が多いからと書いてあったがたぶん違うな。
ピサの町を歩いていても、隙間が気になりましたし、広場にいたお店の数も減っていた。
とはいえ、露店の定番の、
ポルケッタ(豚の香草焼き)をパニーノにするお店や、
お菓子屋さん、
ドライフルーツとオリーブのお店、
キッチン関係や、子供のよだれかけなど、布系の商品のお店、
亀、ウサギ、鳥などの動物を販売する店、
おもちゃ屋さん、テレビショッピングみたいにおっちゃんが弾丸トークする実演販売の店、
古本屋さん、ベルト、靴屋などが出ていました。
後ろに見えるのは、この広場で、夜行われるコンサート用のステージ。
サン・ラニエリさんの祝日だけど、ラニエリさんどこ?なんて露店だけを見ると思いますが、
この日は、サン・ラニエリさんの遺骸も教会に運ばれます。
4年くらい、ラニエリさん、見てないなーと思って、露店を見たついでに、ドゥオモに行ってきました。
そしたらちょうどミサをしていたぁ。
あぁ。。。
と思ったんですが、中には入れました。
信者さんだけが、中に入っていて(誰でもお入りください。ただし最後までご参加くださいと書いてありました。が係員がいるから実質、信者のみ入る)
金の糸で縫った装束を着た神父さんたちが、音程のついたセリフ回しでミサを行っていました。
のっぽに、係員さんに終了時間を聞いてもらったら30分ほどとのことだったので、
そのまま、教会の中で終了を待ち、サン・ラニエリさんを拝んできました。
ミサ中は写真はダメなんですが、ミサが終わったらOK。
しかし、遺骸をどーんと写真を撮る気になれず、
引きで撮ってきました。
それを切り取ったのが、下の写真。
顔は金属のマスクで覆われ、靴は、みえるかなー、ピサ十字を書いた靴を履いています。
ドゥオモを出てすぐにいた、ピサ・ラブのパニーノ屋さん。
で、この後、
夕飯をこの地ビールパブで食べました。→ビール美味しいの、ここ
アペリティーボの時間だから、ブルスケッタ各種食べ放題+このチーズセットで十分おなかいっぱい。
のっぽ、ミサが終わるまで(信者がなかなか立ち去らないから、結局ラニエリさんを見れたのは1時間後)、
わたくしが満足するまで黙って待っててくれたので、わたくしがお支払い。
良かった、安いところで(笑)
帰り道、町を半分に分けるメッゾ橋(Mezzoは半分の意味)にマイクを持ったおっちゃんが。
そう、夜に(と言ってもこの時21時前)行われる、パリオ・ディ・サンラニエリの説明をしていました。
しばらくすると、ほーら、ムーディなアルノ川沿い。
お散歩すると楽しいよ。
ピサ人、こうしてアルノ川のヘリに座って、パリオが行われるのを待ちます。
ピサ共和国の頃からある、ピサ十字を掲げ、おっちゃんパリオの説明をしております。
しゃべって、止まって、また新たに話して、とするので、
合間に住民がおちゃんに「何時にレガッタ通る?」とか色々声をかけていきます。
おっちゃんが、レースの前にサン・ラニエリさんの大きいボートが通るというもんだから、
我々も話しかけたら「まー、君たちジェラート食べて。それ食べてる間に来るよ。」って
超適当~(笑)
レガッタレースは、去年見たのでいいとして、サン・ラニエリさんのボートは見たことないなーと思って、楽しみに待っておりました。
アイスは、とうに食べてしまって、かなり待ったよ。
すっかり暗くなった。
花火なのか、徒競走のスタートの鉄砲みたいな音がして、ラニエリさんが、下流のカヌー学校の辺りから出発。
山車と同じく、ゆっくり来ますから、「あの合図なんだった?」って20回くらい思った頃に、
おおー!ラニエリさん来た!!!
ブレたー!!!痛恨のミス!!!!
写真はgonews.itより
こんな船です。
新聞社さんから借りてきました。
この後、レースが始まります。
昨年見た時は、10時半くらいだったかなー。
ざっと説明しますと、300年続く競技で、町を4つの地域に分けたチーム対抗戦で、
アルノ川の下流からスタートし、
写真はgonews.itより
上流に止めてある、ボートに各チームの1人が飛び移り、ロープを素手で登っていきます。
今年は、3チームが僅差でおもしろいレースになったようです。
写真は、Pisatodayより
優勝は、青のサンタマリア Santa Mariaが去年に引き続き、優勝。
おおー、これから、サンタマリアの強い時代のスタートか?
その前2年は赤チームが強かった。
まん中に光るのは、遠くからでも見れるように、スクリーンが。
でも、あそこだと、見づらい(笑)
レースの詳細は、前の記事に添付したURL2つを、
近年のパリオの優勝チーム一覧は→こちらをどうぞ。
あぁ、すっかり夜だ。
この時期暑いから、イベントは夜開催。やっぱりイタリアは大人中心の国ですね。
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