選択肢は、多すぎても少なすぎても、なかなか選べなくなる。

複数の中から選ぶ際に、対象となる選択肢が多すぎても、少なすぎても、選べなくなります。どちらの場合も「その中から選ぶことができない、それぞれの理由」が存在します。

選択肢が多すぎるとき、そのうちの幾つかは「現実や事実に根ざしていないもの」が含まれているはずです。実際に行動に移せる選択肢が、それほど多くなるのは不自然だからです。

可能性はあるけれども、どうなるかわからないという仮定や未確定のものは、いくら魅力があるものでもそう簡単には行動できませんよね。そういうものを、選ぶ際の候補に入れてしまうと、意識が分散してわかりにくくなります。

選択肢が少なくて、そのうちから「これだ」と言えるものが見つからない場合は、「本音を言えば、選びたいものは決まっている」のかもしれません。

そちらの「本当は選びたいこと」に意識が向かうと、その他の(本当は選ぶつもりがない)選択肢はあまり思い浮かばないとか、見つけることに熱心になれないので、質のよい選択肢は増えず、「その中からは、選べない」となります。

選択肢が多いときは、仮定の可能性を広げすぎていないか(現実をしっかり見ているか)を、考えてみることです。行動よりも、思考が得意な人は、どんどんアイデアが広がり過ぎて、「未来でつかえるアイデア」を、今の選択肢にまぜた思考をしてしまうことが多いです。

選択肢が少ないときは、自分の本音はどこにあるかを、再度、よく考えてみてください。これも、とても大事なことですから。

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