早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

お国自慢と国家意識

2017年10月01日 04時47分10秒 | 読書




 日本にはさまざまな地域の人びとがやってきて

混血をしてきたという歴史があります。

そもそもアイヌもいたし、琉球の人たちもいた。

特に琉球は、昔は琉球王国という独立国でした。

独立国として薩摩と中国の両方と国交を結んでいたのが

、薩摩侵略を受けて植民地になり、

やがて日本国に組み入れられ

「沖縄県」と改称されました。

これらを一括して日本民族や大和民族というのは、

明らかに政治的な後付けでしょう。


たとえば、現代の私たちでも

「お国自慢」というものに関心を持ちます。

テレビでも47都道府県それぞれの

名物や特徴を紹介する番組がウケています。

つまりそれぞれ「他所とは違うんだ」

という意識があるわけです。


みな、この違いを意識しているものの、

「日本民族」という一つのレッテルに

なんとなく納得してしまうのは、

この国がかつて戦争に向かって進む過程で作られた、

さまざまなプロバガンダや制度が未だに

強く残っている面もあるのではないでしょうか



   おとなの教養  池上 彰 著



     








 国家意識、祖国愛、

何やらきな臭い雰囲気も漂うが

故郷のため、今住んでいる地域のために

貢献しようとは思っても

この国を背負って

世界的なマネジメントに打って出る

などという大それたことは考えたこともない


国家意識、祖国愛というようなものを肌で感じるのは

オリンピックの時などに「ガンバレ、ニッポン!」

と必死に応援することぐらいである

もし仮にオリンピック開催中に

地元野球部が甲子園球場で

他県チームとの対戦があれば

テレビはどちらを見るだろう

僕なら野球だろうな・・・


日本人に生まれて誇りに思うが

それは他国と違う

日本という皇国に生まれたという誇り・・・

言ってみればその誇り自体が

作られたものなのかもしれない

そう思えば学校教育、日々目にする新聞・テレビ

これら教育、マスメディアの

果たす役割はとても重要であり、

大きな責任を担っていることだろう



       早起き鳥




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