【学びて思わざるは・・・】
研究だけしていたって、
想像力がなくては、不十分だし、
研究心と想像力はあっても、
資質が欠けていては
これまた満足なものにはなれない
(中巻177ページ)
【自らを知る】
自分自身を知るのは、
楽しんでいる時か、
悩んでいる時だけだ
(中巻147ページ)
水木
家を一つ描くにしても、
山のような資料や写真をもとに描いているんです。
妖怪画も勝手に創作しているわけじゃありません。
日本に昔からある伝承を基にしています。
参考にしたのは、特に鳥山石燕や柳田國男だね。
ほかに世界のお化けや妖精も研究しました。
ただ、それだけではダメなんです。
妖怪は感じるもので、
見えないようにみえて、
実はそこにいる。
ですから、どういうカタチなのかを
人間の知恵で考えてもダメなんです。
妖怪は感じることが肝心なんです。
ゲゲゲのゲーテ
水木 しげる 著
妖怪は感じるものだから
自分の知恵でいくら考えてもそれはムダ!
でもその形を考えねば
描きようがないと思うのだが
先生はそうおっしゃる
それは想像力やその人の資質に基づくものだと・・・
なかなか難しい
確かに妖怪は
この世に存在しない空想の世界
その妖怪が「ゲゲゲの鬼太郎」
の場合は恐ろしくはない
時に怖い内容の時もあるが
それは読者サービスの一環かも
ホラーではなく、
ホームドラマであったりサスペンスであったりと
見る者を楽しませてくれている
そんな不思議な水木ワールド
誰も真似のできないくらいの勉強を積んだ上で、
深い想像力から
天の声をそのまま描きあげる妖怪の数々
今流行りのボケモンGO、
モケットモンスターという可愛い妖怪達
なぜかよく似ていてとても可愛いしヒョウキン
でもそのポケモンはきっと
作家が自分の知恵で書き上げたモノだと思う
その点において
水木先生の妖怪と違うような気がする
早起き鳥
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