花の咲いた木を観て目を養い、
啼く鳥の声を聞いて耳を養い、
芳香のある草の香りをかいで鼻を養い、
甘く口当たりのよい物を食べて口を養い、
時には大小の字をのびやかに
筆をふるいひじや腕を養い、
庭園を徘徊して股や脚を養う。
これらのことすべて、
程よい度合いを得ればみな
自分の身の養生となすに足るのである。
「言志耋録」 佐藤 一斎 著
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身体と心は一体のもの
老いた人にとって
身体を養い鍛えるはほどほどが肝心
すなわち常に心がゆったりと
そしてさっぱりと
そんな感じで物や人に
執着するのはよくないのだろう
今、窓を開けると
金木犀の好い匂いがただよってくる
この匂いに秋の深まりを感じ
夏の名残りを惜しむ
心が落ち着いて、
まだまだ鼻の感覚が良好と
神仏に手を合わせる
どこからともなく、虫の音、鳥の声、
このさえずりが全く耳障りではない
深まり行く秋を感じ
厳しい冬への心構えと身支度に余念なし
とはいえ、大雨、台風、竜巻、地震、火山噴火等々
大自然の活動が活発でそらおそろしい
おいそれと老いてもいられない...!
早起き鳥
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