新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

ノーベル賞おめでとうございます

2015-10-06 23:12:25 | 医療

こんばんは

 

今日はサイトカインアッセイのELISAをして、生存解析をして、シークエンスをして・・・などいくつか実験をしておりました。

その間、外来の患者の診察と病棟の話も聞いたりしておりましたが。

 

そのあと、学生のBSL反省会でBlog情報がばれるという(これが回答)・・・(笑

 

ちなみに、学生の質が落ちていると書いたのは教官不足もあると思うし、勉強を教わるのに慣れてきていることもあるのかもしれません。自分で勉強する人は教官が不足していようとやるでしょうから。

 

ただ、それだけが原因だとは言い切れません。実際にシステムが悪い。それを改善する必要はあると思います

 

教育システムと言えば・・・ついにICLSのディレクターになってしまいしました。まぁ、JMECCのディレクター取得も念頭に入れているのですが・・・まぁ、頑張ります。

 

さて、ノーベル賞  2夜連続日本人受賞で沸いていますね。

<ノーベル賞・大村さん>「北里先生が応援してくれた」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00000019-mai-sctch&pos=4

毎日新聞 10月6日(火)11時25分配信

 大村智(さとし)・北里大特別栄誉教授(80)は、ノーベル医学生理学賞の受賞決定から一夜明けた6日朝、東京都内の自宅前で取材に応じ、「人のためになりたいという気持ちは人一倍強く、それが結果になった」と終始笑顔で語った。

【写真】2004年にアフリカを視察する大村智・北里大特別栄誉教授

 大村さんは「地道な仕事に光を当ててくれた。私の仕事はハイテクじゃない。土の中から微生物を取って培養して作用を調べる繰り返し。こんなの研究かと思うけど、その中に人の役に立つものがある」と話した。

 2004年にアフリカのガーナに行った時のことを振り返り、「失明して木の下に座っている大人たちの姿を見た。その後で小学校に行ったら、子どもたちが目を輝かせて集まって来た。その姿に、(私の薬で)ああいう状態にならないで済んでよかった、と思った」と話していた。

 一方、第1回のノーベル賞候補になりながら、受賞を逃した北里大創設者の北里柴三郎博士についても触れ「北里先生が応援してくれたおかげです」と受賞を喜んだ。【下桐実雅子】

 

梶田隆章・東大教授にノーベル物理学賞 素粒子ニュートリノの質量発見

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151006-00000547-san-cul

産経新聞 10月6日(火)19時0分配信

 スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2015年のノーベル物理学賞を、東京大宇宙線研究所の梶田隆章教授(56)とカナダ・クイーンズ大のアーサー・マクドナルド名誉教授(72)に授与すると発表した。素粒子ニュートリノに質量があることを発見し、物質や宇宙の謎に迫る素粒子研究を発展させた功績が評価された。

 日本のノーベル賞受賞は5日に医学・生理学賞の受賞が決まった大村智氏に続き計24人。物理学賞は昨年の赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏に次いで2年連続の受賞で計11人となった。

 ニュートリノは物質を構成する最小単位である素粒子の一つで、質量の有無をめぐる議論が半世紀にわたって続いてきた。梶田氏は02年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏に師事。ニュートリノに質量があることを観測で突き止め、素粒子研究の進展に大きく貢献した。

 東大助教授だった梶田氏は、岐阜県飛騨市神岡町の地下鉱山跡にあるニュートリノ観測施設「スーパーカミオカンデ」で、大気中で発生する「大気ニュートリノ」を観測。平成10(1998)年、ニュートリノが質量を持つことの証拠になる振動現象を発見した。

 ニュートリノは計3種類あり、飛行中に別の種類に変身する性質がある。これは振動現象と呼ばれ、ニュートリノに質量がある場合だけに起きる。

 1970年代に構築され、素粒子物理学の土台となった標準理論では、ニュートリノは質量を持たないとされてきた。梶田氏らの観測はこれを書き換える歴史的な発見となり、物質や宇宙の根源を探る研究に多大な影響を与えた。

 スーパーカミオカンデは小柴氏が超新星爆発に伴うニュートリノを観測した「カミオカンデ」の後継施設。梶田氏は昭和63年、カミオカンデで観測した大気ニュートリノの数が理論値より少ないことを発表。さらに原因を究明し、日本が得意とするニュートリノ研究を大きく発展させた。

 授賞式は12月10日にストックホルムで行われ、賞金計800万スウェーデンクローナ(約1億1500万円)が贈られる。

------------------------------------------

日本人がノーベル賞に値する研究をされ、世界に貢献したことは本当に喜ばしいことだと思います。特に大村先生の寄生虫感染で苦しむ億単位の人に貢献したことは素晴らしいと思いますし、そういう何かを見つけ出したいと思う気持ちがあります。

 

自分のできることで何か貢献できればと思っております。

 

とりあえず、今日は飲み会で酔っているのでこの辺で。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

http://blog.with2.net/link.php?602868

人気ブログランキングへ←応援よろしくお願いします

なかのひと

blogram投票ボタン

それでは、また

 

 

P.S

うちの職場で「良い医師を育てたい」という割に、教官の数は増えず、担当する患者数は減らし、研修医や学生の数は増える

どうやって、教育させるのか・・・

 

経験も重要なんですが・・・・と思っていますし、教えるという意味での教育も重要ですが、両方捨てて何になるのかと思っています(笑

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 仕事が増えたのに人数は減っ... | トップ | 37歳になりました:もうすぐ4... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
恋愛相談なんかしてすみません(*_*) (まなみ)
2015-10-08 17:29:28
先日は、私の個人的な恋愛相談にお答えいただきありがとうございました。
医療関係者じゃないから、彼とどう付き合っていけばいいかわからないんです。。誰にも相談できないので、お暇な時アドバイスお願いします(>_<)
家が近くの時は、週一、夜10時ころ彼が私の家を訪れる形で会ってました。でも、彼が転勤して車で1時間くらい離れた距離になると月1しか会えなくなり。。彼は、会う日はだいたい夜6時ころか昼から仕事を抜け出してきてます。。これって、若手医師にとって負担なんでしょうか??仕事を一人だけプライベートのため抜けるのって。。私は、夜遅くで会うのいいのに、たぶん私が1時間かけて来てくるから、時間作らなきゃ申し訳ないみたいで早くぬけてくるんです。。
また、メールとかも疲労困憊している時は面倒なんですよね??
面白いブログ (山口直子)
2015-10-10 14:36:38
追試のコメントは、とてもアンフェタミンさんの人間性が垣間見れて、温かみを感じました。しかし、飲み会ばかりで、お酒が相当強いんですね。私は、かつて、20キロダイエットをした時に、お酒を飲む機会が減り、最近では付き合い程度しか飲めませんが。缶ビール1本でほろ酔いになり、眠たくなってしまいます。
もしかしたら、お酒は好きな人と一緒の時にしか飲まないかもしれませんね。あと、次の日が休みとか。今は余り考えて飲んでいないので、付き合いがあれば頂きますけど。環境によっては、酔わないことも有ります。
少し、気さくな人で良かったです。
何かあればどうぞ (アンフェタミン)
2015-10-13 22:49:47
>まなみさん
こんばんは、コメントありがとうございます

医療関係者ではないので、細かいことはわからないというのも事実だと思います。ただ、結局人と人の関係ですから、ある程度話し合って見出していくことができるのではないかと思います。

意外と医療従事者じゃないほうがよいこともあるかもしれませんよ。もちろん、医療従事者だから理解してくれることもあると思いますが。

また、コメントいただければと存じます
そこそこです (アンフェタミン)
2015-10-13 22:52:26
>山口直子さん
こんばんは、コメントありがとうございます

追試のコメントと言われて、今見直してどこかわからずにおります。すいません。

お酒については弱くはないですが、周りにもっと強い人間もおりますので、そこそこかと。
ただ、ビールでならば5本、6本は普通に飲めますね。そういう意味では強いほうかもしれません。

ただ、僕も基本的に飲み会が好きというだけで、お酒は飲まなくてはいけない人ではないです。むしろ、周りが酒好きと勘違いして持ってきてくれたお酒がまだ余っているという(汗

そんな感じです。

また、コメントいただければと存じます

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

医療」カテゴリの最新記事