新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

造血幹細胞移植学会に参加してきました:認定医試験も受けました

2016-03-05 22:55:51 | Weblog

こんばんは。

 

先程、帰宅しました。

木曜日から名古屋で開催されておりました造血幹細胞移植学会に参加しておりました。初日に認定医試験がありましたが、たぶん無事に終わったと思います。ただ、あとでよく考えるとこういうことだったかなというのもありましたが。

 

学会自体はいつもは新しい話を聞くのが好きなので、じっくり聞いておりますが、今回は頭は痛くなるし、余計なことを考えて集中できないしということで途中で外に出て、名古屋の町中を歩いておりました。一応、休暇を出して学会に参加なので、さぼりではなく、休暇を過ごしただけです。

 

名古屋の町中を歩きながらいろいろ考えましたが、まぁ結論としては

・自分の力不足、自分がもっといろいろできるようになればよい

・もともと多くの人に貢献したいという気持ちがあったのに、現状に甘んじているのは良くない

 

というようなところで、まぁひとまずもう一度、一からやり直してみようと思います。

 

自分で言うのもなんですが、たぶん今より数段高いところに行けそうな気がするんです。そのための努力をしようと思っています。

 

僕も安きに流れるんですよね。だからこそ、高校2年の秋に偏差値32なんぞ叩き出したわけですが。自分の目標に向かって(高めの、達成できるだろうという目標ではなく、達成できるかどうかくらいの少し高めの目標を)前向きに進めていこうと思います。

そう思いながら、今日は早めに大学に戻り、先ほどまで実験をしていたというところです。

 

明日はバックアップ+自治会役員の年度末会合+引き継ぎをしないといけない(板挟みになりそう)。

 

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

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それでは、また

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6 コメント

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名古屋 (pepe)
2016-03-07 17:48:30
アンフェタミン先生、こんにちは。相変わらずお忙しそうです。
同僚が移植を経てMDSと闘病中のpepeです。

先生、名古屋に来ておられたのですね。街をぶらぶらすると言っても、あの会場のあたりは楽しめるような場所ではなかったでしょう。金山とか、栄まで足を延ばされたのでしょうか?美味しいものを召し上がったでしょうか?「名古屋めし」なんてちやほやされてますが、今は東京でも手羽先だって味噌カツだって食べられますし、コメダ珈琲も進出しているようで、わざわざ名古屋じゃないと食べられない、なんてものはほとんどない気がします。学生時代の親友がMRJの関係者なのでたびたび出張で東京から名古屋に来るのですが、初めの頃こそ味噌煮込みうどんをお土産に持って帰ったりしていたものの、最近はすっかり普通のイタリアンに行ったり、中華に行ったりです。名古屋駅付近はそれこそ東京や大阪の有名店の支店ばかりで(私もその友人も実家は関西なので)「名古屋に来てまでここ入りたくないよなー」って言ってます。

ところで今回も(去年金沢の血液学会に日曜日1日だけ参りました)せっかく名古屋で開催されるのでお邪魔させていただきました。仕事の関係で、金・土とも1時過ぎまでしか会場にいられないのが残念でしたが、その分早起きして愛犬2頭を助手席に乗せ、幸い天気も良く暖かかったので、ドライブ気分で高速をとばして往復しました。
今回は有名な先生を「見たい」というミーハーな目的でした。同僚の主治医であるN先生が座長で峯石先生のお話が聞けるランチョン。EZRの先生が話されるモーニング(決してタダ飯のためにお邪魔したわけではありません!)。演者としてお話しされるわけではありませんが、多分会場においでになっているであろう、H医大小川先生とTiger’s Gate病院谷口先生のご尊顔を拝するための特別企画5、以上をメインに、空いた時間も最近話題?の細胞療法等いろいろお話聞かせていただきました。 
アンフェタミン先生同様、積極的にブログ書いておられるD医大のN先生のお名前をポスターで見つけたと思ったら、ブログでお辞めになると報告があってびっくりしたり。この週末は盛りだくさんでした。
人生塞翁が馬、低きに流れてもそれが何かのきっかけになればそれで良し!
暖かい春ももうすぐそこですね。
名古屋とはご苦労様です (女王様)
2016-03-08 02:53:47
アンフェタセンセはやっぱり実験や研究が好きなんですね。
となると 結局大学病院へ行くようになるのかなあ。
臨床メインの病院勤務よりは…。

実は叔母が小児の医療センターのナースをやっていて 今は定年してサポートボランティアなんですが 血液科Dr探してると思う って。
なんなら話つけてあげると申してましたが、センセは小児科はお持ちじゃないですもんね(笑)

私は神奈川在住で県内の血液科を探してたんですが 本当に少ない。 一局集中をどうにかしてほしいと思います。
待合室で話してた患者さんはわざわざ有明まで行くことを考えてるとかなんとか。

造血幹細胞はよくわからないんですが 自己抹消血幹細胞移植?とかを鎌倉市の市中病院で始めたようで 一応JALSG施設だし転院してみようかなー って。
scientistの実験マウスはもううんざりだし、倒壊は激混みだし、何せ骨髄採取が下手! 痛い・トロい・針先で固まって細胞が20個に足りなかった云々。
そうそう この鎌倉最大の病院も血液医師募集してるみたいですよ~。

患者さんと話す時間を大切にするアンフェタセンセは 市中病院の医師に向いてそうですね。
医師になりたくて目指したか 研究目的だったかを思い出せば なんとなく道は見えると思います。
実は私も大概な偏差値で(笑) 三者面談で教師に「やればできるのにやらない」「満点とる気でやれば悪い点はとりようがないのにお前は合格ラインでいいと思ってる、だから50点になるんだ」と延々説教を。
満点とるなんて私ゃ仙人じゃねえし~ とふて腐れ 結果は共通一次惨敗。←年がバレるw
いわゆる足切りでした。 楽に入れる大学が自分に向いてるもん!と三流文系単科に行きましたが 悔いは残りましたね。切羽詰まらないとエンジンかからないんです、私。

センセはきっと、年齢的に方向性考える時期なんでしょう。
40になる前に…と焦った自分を思いだしました。
思い立った時がチャンスですよ!
40代で 肺扁平上皮癌で父を亡くし、親友が肝癌で逝き、母が風呂場ポックリで半年後に私がCMLデビューと最悪でした。 そういう年頃なんですね40って。
焦らず、吟味して新しい道を歩いてください。

センセみたいなDrを待ってる患者さんのためにもU+203C
ありがとうございます (アンフェタミン)
2016-03-12 15:27:56
>pepeさん
こんにちは、コメントありがとうございます。

まず、pepeさんが専門領域でもないのに学会に参加して、話を聞いていかれる姿勢に感銘を受けました。pepeさんを見習って、いろいろ勉強したいと思います

今回は栄や名古屋城などを見させていただきました。名古屋で3日間過ごしましたが、きしめん、みそカツ、みそ煮込みうどん、名古屋コーチンなどをいただきました。

移植学会は有名な先生の講演が移植認定医の更新セミナーなどになっているので、人も大勢入っていたのではないかと思います。

D医大のN先生とお話した時にそのような話を伺いました。その時々で目的がいろいろ変ると思いますので、その時その時の出会いや決断を大事にして、僕も生きていければと思っております。

また、いろいろお話を伺えれば幸いです。

また、コメントいただければと存じます

どちらも好きです (アンフェタミン)
2016-03-12 15:35:04
>女王様さん
こんにちは、コメントありがとうございます。

臨床も研究も好きですが、目の前の患者さんだけでなくそこから得た経験や知識を多くの方に還元できればよいと考えています。

血液内科は関東では東京に一極集中していて、首都圏の他の県では少ないと思います。

自家移植に関しても経験があり、それを行えるスタッフがいればそれほど難しい話ではないと思っていますが、採取した幹細胞を保存しておくことが将来的にはいろいろ大変になるかもしれません。

患者さんとの会話などを重視しておりますが、やはりそれだけでは物足りなさも感じてしまうというのが実際のところです。ですので、大学病院やそれなりの施設に行きたいとは思っています。

勉強に関しては自分でも「手抜き」したがる性格だと思っています。目的に向かってはすすんでいけますが、安全圏内だと思うと手を抜く傾向がありました。中学と高校は(汗

大学に入ってからは将来の目的がありましたので、最初から勉強をしていました。おかげさまで国家試験などは非常に楽ができました(先輩から5年の年度末で100回受けたら100回受かるようにしておけと言われ、そのくらいの力はあったと思っています)。

僕も40歳がかなり近くなってきたので、この辺でいろいろ考えて方向を定めていきたいと思います。

また、コメントいただければと存じます
はじめまして (心配性)
2016-03-16 16:37:42
厚かましいようですが、先生にご教授をお受けしたく、コメントさせて頂きます。

私事ですが、二年前の8月にびまん性大細胞型B細胞リンパ腫を発症し、11月からR-CHOP6クールにより、昨年4月に完全寛解。
しかし、残念ながら先日の1年検診で、再発が判明。主治医の話しでは、今度は自家移植になるとの事。
現在、再発した部位の生検摘出手術の為に入院しております。
自家移植は、限り無く無菌状態で治療するとの事ですが、歯周病(歯槽のうろうに近い状態)治療中。この様な状態でも自家移植は出来るのでしょうか?
口内炎等も出来やすくなると書かれていますが、不安で仕方ありません。
本当に厚かましい限りですが、何卒、アドバイスを戴けたらとお願い申し上げます。
はじめまして (アンフェタミン)
2016-03-19 11:13:44
>心配性さん
こんにちは、コメントありがとうございます。

悪性リンパ腫、特にびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の再発に、移植適応年齢であれば自家移植を行うことは一般的な治療だと思います。

自家移植までの道のりとしては再発だとして、再発を確認後に救援化学療法と言われる「強めの治療」を行うことになります。これに決まったものはないのですが(直接比較ができないので、なかなかこれが一番とは言いにくいです)、これらの治療で効果がある場合は「自家移植」という形になります。

自家移植は自分の造血幹細胞を回収・保存しておきます。R-CHOPでも救援化学療法でも通常は「血液の回復」があるように量を調整しています。

血液の回復が遅いと感染症などのリスクが上昇し、命にかかわるような感染をおこしうるからです。

自家移植の場合は血液が回復しないレベルの「大量の抗癌剤」を使用し、リンパ腫も自分の血液もいなくなるような状況で保存しておいた幹細胞を戻すというような手順になります。

ですので、抗癌剤の感受性があることが条件になります。

自家移植は今までの治療と異なり白血球100未満、基本的には0のレベルが1週間程度は続きますが、移植して14日目くらいには回復してきます。そこまで我慢するということになります。

自家移植の抗癌剤の量はすごく多いのですが、血液の回復は担保されているので感染症のリスクとしては白血病の地固め療法と同じレベルに位置付けられています。

個人的な考えでしかありませんが、もしそこが感染巣になるのであれば、状況改善後に早めに抜いて、自家移植に入ると思います。大丈夫そうであれば2週間管理しきると思います。

不安も多いかと存じますが、主治医の先生を信じて新たな治療に向けて頑張っていただければと存じます。

また、コメントいただければと存じます

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