こんにちは
本日は大学の同窓会で、新宿で飲み会です。
久しぶりに会う友人も多いので楽しみにしています。
二次会まで参加申し込みをしておりますが、明日大学のICLSコースがあります
インストラクターなどの表を見て気が付いたこと・・・・
あ、今大学にいるICLSインストラクターの最古参(インストラクターナンバーが一番小さい)て僕なのね・・・・
そのせいか、いろいろな理由があるわけですが、今まで頑張って回避していましたICLSのディレクターになる方向で話が進んでおります。救急対応に強く…ということで大学病院としてコース開催を強化し始めて・・・。ディレクターがたりないのもあり・・・ついに話が来てしまった・・・。
明日はサブディレクターの2回目ということで、直接指導はないのですが・・・
酒飲みすぎて二日酔いとかだったりして・・・(汗
けど、そうなったらディレクター話が立ち消えたりして(もやもや
う~ん。悩む…(責任もって対応しますが・・・w)
では、同窓会の準備でもしたいと思います。
いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。
現役の血液内科医の先生のブログは大変勉強になりますのでこれからも拝見させて頂ければと思います。
こんばんは、コメントありがとうございます。
60代前半ということで、通常量のCHOP療法(減量せず)で治療をされるという前提でコメントをさせていただきます。
まず、CD20が陰性のためリツキサンが使えない。その分だけ予後が悪いという解釈でまずあっています。
1993年に発表されたIPIという国際予後分類の情報は、基本的にリツキサンはないので、CHOPが主体の情報になります。
あれのデータは全年齢層と60歳以下という分け方ですが、全年齢層で低リスク群では完全寛解率は87%、高リスクでも44%あります。ただ、5年生存率は当然そこから下がってきます。
ですので、CHOPでも治るチャンスはあります。
GELAの臨床研究だと思いますが、60歳以上80歳以下をCHOPだけとR-CHOPで比較したものがあります。
このデータは完全寛解率が63%であったのに対してリツキサンを併用すると76%であったとされています。2年全生存率もやはりリツキサンを併用することで57%対70%と差がついています。
自家移植は抗癌剤の感受性がないと行えない治療です。ですので、抗癌剤が効かない可能性というよりは、自家移植が可能であり方法論として提示だと思います。
情報が限られているので何とも言えませんが、CHOPでも治る可能性はあります。しかし、リツキサンを使用しないとその分可能性が下がります。
いい状態の時に自家移植を行えば、治る可能性は高まると思います(up-frontで移植を行ったらどの程度かはすぐにデータが出てこないので、すいません)。しかし、余計な治療になる可能性もあるということです(CHOPだけで治っている可能性がある)。
僕はブログにコメントをいただければ、できるだけのコメントをいたしますが、主治医の先生と異なり責任ある立場でない(患者さんを直接診ていない)ので、主治医の先生から話を聞く練習だと思ってください。
また、コメントいただければと存じます
『白血病』『加圧トレーニング』で検索していて、こちらに参りました。
五年程前からCMLを患っている40代の女性です。
病気が分かってからはグリベックを服用しており、疲れやすさと浮腫以外は特に重篤な副作用もなく、普通に生活をしています。
慢性疲労はグリベックのせいもあるかと思いますが、病気が分かってしばらく引きこもったせいで体重が増加(5キロ程)したこと、その間に筋肉が落ちたこと、またやはり加齢(40代半ばです)も大きいのではと思い、この秋から加圧トレーニングをしたいと考えております。しかし、白血病患者が加圧トレーニングをしても良いものでしょうか?(主治医に相談すれば良いのですが、なかなか聞きにくい感がありまして…)
加圧トレーニングと白血病について、先生はどのようにお考えでしょうか。
先生のご意見を伺えれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
こんばんは、コメントありがとうございます。
CMLに対してグリベックで治療中に加圧トレーニングなどを行ってよいかということですが、基本的に問題ないかと思います。
加圧トレーニングで成長ホルモンなどが出ると言われていますが、他のものは良くわかっていません。成長ホルモンには悪性腫瘍を増やす方向に行く可能性もありますので(末端巨大症などでは大腸がんなどが増えます)、もしかしたら悪影響は少しはあるかもしれません。
しかし、慢性骨髄性白血病は「唯一」の異常な遺伝子が原因で起きているため、グリベックなどが著効します。グリベックを飲んでそれを抑えている限りは、ほとんど問題はないと思います。
また、グリベックでどの程度まで腫瘍が減っているのか。腫瘍量がほとんどないくらいになっているのであれば何か影響があったとしても大きなものにはならないと思います。
簡単ですがお返事とさせていただきます。
また、コメントいただければと存じます
やはりリツキサンを使えるか使えないかで10%以上差が出るのですね・・。CD20が陰性であったことは本当に悔しいですが、CHOP療法でも完解の可能性はあると教えていただけましたので、希望を持って頑張りたいと思います。
自家移植の治療自体も抗がん剤が効かなければできない治療なんですね(段々わかってきました)
父は日常生活は自立できていますが、61歳以上で病期はⅣ期と言われました(縦隔原発、胸膜と胸水にもがん細胞、骨髄検査とPET検査の結果は聞いていないので他にも病変があるのかはわかりません)
LDHはギリギリ基準値内でした。IPIの分類では中~高リスク群になるのかなと思っています。
私自身は実家が遠方のため中々お見舞いにも行けないのですが、もし主治医の先生にお会いする機会があればお話してみたいと思います。
もうひとつお聞きしたいことがあったのですが、父方の祖父が骨髄腫で、伯父がすい臓がんで60歳前後でなくなっていますが、このように血縁でがんで早くに亡くなっている場合、予後が悪いというデータはありますか?それとも本人の病態が大事で遺伝等は気にする必要はないでしょうか?病院で遺伝子検査もしてもらったそうなので何かわかっているのかもしれませんが・・
お忙しいところ何度も申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
こんばんは、コメントありがとうございます。
このblogがお役にたてたのであればうれしく存じます。縦隔原発の大細胞型B細胞性リンパ腫ならば、もしかするとEPOCHの方が成績がよいかもしれません。
初回治療からEPOCHでなくてもよいのですが、R-EPOCHの成績でしかありませんが、かなり良い成績が報告されています。
がん家系の方が予後が悪いかという報告はおそらくないと思います。基本的には本人の病態が重要だと思います。
基本的に「遺伝する」遺伝子の検査はしていないはずです。がん細胞にどのような変異があるかはチェックしているということだと思います。
後半の話に関してはあまり役に立っていないと存じますが、参考になればうれしく思います。
また、コメントいただければと存じます