新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

末梢血幹細胞採取:非血縁ドナーが増えることに対応できるかが問題かな

2015-10-23 22:49:05 | 医療

こんばんは

 

昨日が当直で…当直明けに外来をして、夕方に外来が終わり・・・眠いと思いながらパソコンに座っております。

 

やはり当直室は眠れない。

 

なんでかなぁ・・・・。夜中は患者さん来なかったんだけどなぁ・・・・。

 

ということで、眠いのでさらっと記事を紹介して終わります。

 

末梢血提供の条件緩和 厚労省、移植増に期待

http://www.47news.jp/CN/201510/CN2015102301001842.html

2015/10/23 18:42   【共同通信】

 厚生労働省の専門委員会は23日、白血病などの治療で行われる非血縁者間の末梢血幹細胞移植で、血液の提供者の条件を緩和することを了承した。末梢血は主に腕から採取するため、提供者の体の負担が少なく、厚労省は移植の増加を期待している。

 日本骨髄バンクは12月にも緩和した条件を適用する方針。

 厚労省によると現行は、血液の提供者と患者の白血球の型が完全に一致することを求めているが、一部分の不一致でも移植を認めるようにする。提供者が要する通院時間の条件も撤廃。採取時に医師の立ち会いを必要としていたが、看護師でも認める。

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まぁ、いろいろ考えることは多いと思いますが・・・ドナーソースが増えることは良いことだと思います。ただ、それに伴いいろいろ医療従事者の負担も増えるのですが、それに病院側が対応できれば…というところでしょうか。

 

短い記事ですがいろいろ考えました。

では眠いので~

いつも読んでいただいてありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

http://blog.with2.net/link.php?602868

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それでは、また

 

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8 コメント

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なんと! (pepe)
2015-10-24 02:05:20
先生、さっそくコメントいただきありがとうございました。
先生もエスカレーターが日曜日の都心のデパートみたいになっていたN航ホテルにおられたのですね。私と同じお弁当を召し上がっておられたとは!全く奇遇です。一言ご挨拶申し上げたかったです。
体は一つしかないのであちこち行きたくても行けないジレンマが。午後のiPSがらみの話も聞きたかったのですが、メジャーな話題は別の機会にも聞けるかなと思い諦めました。座長の先生は9月に名古屋で開かれた患者会にもこられてお話しされていましたし。
先生、ちゃんと休んでくださいね!まだお若いので大丈夫かと思いますが、「医者の不養生」にならないようよろしくお願いいたします。
ところで私もドナー登録しておりますが、2泊3日ではなく1泊2日で提供できるようになれば嬉しいなあ。なかなか仕事休めないので。
Unknown (女王様)
2015-10-24 20:52:13
丁寧なお答え いろいろありがとうございましたm(_ _)m

私…桁間違えてましたw
IS%がまだ0.16もある→目標値にはほど遠いからスプリセルへ でした。(恥)
変えて0.06%にはなりましたが RBCが2.9 Hb8.8でHt27と見事な貧血。

主治医は 胸水よりこの貧血でつらいんでしょう→スプリセルで目標値まで目指しましょー!ということに。
説明や対処のない医師への「?」が 闘病の不安感になってるのかも知れませんねえ。
肝機能数値もグチャグチャになってるんだけどなあ…

ただ 近隣に血液科があるのはこのT海大学しかなく 一応ここはそれなりのレベルではあるみたいなのですが。
市中病院にも血液科増えたらいいんですけどねー(´・ω・`)

って 末梢血でいいなら市中病院で出来そうな? ミニ移植かしら?CMLはあまり関係ないですが。
延命薬じゃなく 完治する手段が出来たらいいなぁ。

*スミマセン。CML 死亡 で検索したらここに来ちゃいました。
先生みたいに背中押してくれるDrに リアルで出会いたかったです(^^)
「医師の地域・診療科偏在解消の緊急提言」について (Unknown)
2015-10-27 18:36:24
普段からこのブログを読ませていただいており、ありがたく思っております。今、医師であるアンフェタミンさんの意見を聞いてみたい話があります。古いネタのようなのですでにご存知かもしれませんが、日本医師会などの「医師の地域・診療科偏在解消の緊急提言」というものです。下のURLに概要があり、詳細はプレリリース資料のPDFファイルにあります。
http://www.med.or.jp/shirokuma/no1911.html
自分は、この提言を安倍政権が採用する可能性はほぼないと推測していますが、仮に実現すれば、「医局」が明確な組織として確立されて医師が半強制的に医局に組み込まれ、医師の自らの意志に基づく進路選択が難しくなる上、医局が権力を得てそれが私利私欲のために恣意的に利用されるのではないか、と少し不安に思っています。医局には、不条理な命令に従わなければならなかったり、陰険な権力闘争があるというマイナスのイメージが自分の中で強い、というのがその根本にあります。ただそれは偏見によるものであったり、医師偏在の解消にはある程度必要である、という部分もあるかと思います。また、医師の中でも立場によって考え方は異なるかと思います。アンフェタミンさんがどうお考えなのか、お時間があればぜひ貴重なご意見をお聞かせください。
ありがとうございます (アンフェタミン)
2015-10-31 21:38:59
>pepeさん
こんばんは、コメントありがとうございます

本当に偶然ですが同じ場所にいたというのは驚きですね。
まだ若いほうだとは思いますが、体に気を付けて頑張ります。今後ともよろしくお願いいたします。

ドナーさんの負担が減れば、ドナーさんにとっても医療従事者にとってもよいことですし、そうなってほしいですよね。

また、コメントいただければと存じます
時間が取れないのだろうと思います (アンフェタミン)
2015-10-31 21:43:20
>女王様さん
こんばんは、コメントありがとうございます。

CMLの状況としては改善しているものの、副作用などについてあまり主治医の先生も話を聞く時間がないのだろうと思います。

僕は時間を考えずにじっくり話を聞くほうなので、いつも食事はできませんし、外来で追い込まれています。

本当はしっかりと患者さんの話を聞けるようなシステムにするために医師数を増やせればよいのですが。

CMLでも移植が必要な方はいらっしゃいます。ですのでまったくしないというわけではないのですが、リスクを負わずに済んだ方がよいとは思っております。

完治するようなものがそのうち出るとは思いますが、もうしばらく時間が必要だろうと思います。

また、コメントいただければと存じます
あまり良いとは思っていません (アンフェタミン)
2015-10-31 21:53:48
>Unknownさん
こんばんは、コメントありがとうございます。

僕はこの日医や大学病院が提案したものに関してはあまり良いイメージはもっておりません

第一、その体制に戻そうとしても本当に必要な医師数は多分足りていないので、結局偏在に近いもの(というか偏在じゃないと思っています)は変わらないと思います。

結局、昔のやり方がうまくいっていたじゃないかと大学病院や日医が医師を派遣したりする権益を回復しようとしているだけだと思っています。

僕は全く新しい第3案を考えたいところですが、昔から考えているのは記事の中にいくつかあります

医学部新設の良い点は?(http://blog.goo.ne.jp/amphetamin/e/adeac96f20f6321f2e0b833f010f2a84

医局の役割は?
http://blog.goo.ne.jp/amphetamin/e/97a999f348d8bf0c70fc05c1fa5437aa

医師教育制度はどうするべきか?
http://blog.goo.ne.jp/amphetamin/e/39b06dbdd86ba92370910f9d3af17ad7

など、いろいろ書いております。

一番実現可能な方法は「時間的距離」を縮める方法を模索することだと思いますが、これは医局などではなくて交通とかそういった問題になってきますが。

いろいろ考えておりますが、コメント欄だけで書くには多すぎるので、時間があれば記事にしたいと存じます

また、コメントいただければと存じます
Unknown (女王様)
2015-11-02 02:50:58
いつもキチンとコメントにコメントされて 誠実なDrだということが伝わります。

こういうセンセに当たりたかった(ノД`)

末梢血で出来たら ドナーになってくれる方への気兼ねが多少減りますね。
何せ痛いつらい(>_<)
どこも悪くない人の体に傷をつけること・時間的拘束・痛い思い
それらが少しでも軽くなるなら お願いしやすいかと思います。
Unknown (アンフェタミン)
2015-11-07 11:30:03
>女王様さん
こんにちは、コメントありがとうございます

時間がなくて伝えたいことも伝えられていない医師は多いのかもしれません。
僕が時間があるわけではないのですが、良いか悪いかはおいておいて、納得されるまで話す傾向があるもので。

末梢血、骨髄、臍帯血とドナーソースでよいところ悪いところがありますので、なんでも由ではないのですが、末梢血を選択する場合にはいろいろと良いことがあると思います。

また、コメントいただければと存じます

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