「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの山登り:北アルプス縦走・・・1日目

2017年08月16日 | 泊まりがけの山登り



 
にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
ブログ人気投票にクリックいただけると幸いです。

 私は長い間、数日間の夏山登山を慣習として行ってきました。今年は、十数年前に計画して行っていない登山計画を実行することにしました。私の山仲間であり、山菜の師匠である山縣さんが、日本百名山完登にあと僅かという状況で、今回の私の山登りの計画に興味を示したので、単独行が2人のグループ登山として実現しました。

 この登山計画の概要は、以下のようなものです。
前夜発の夜行バスで七倉に入り、1日目の早朝に乗り合いタクシーで高瀬ダムに向かい、ここからブナ立尾根を登り、烏帽子小屋で宿泊。
2日目は三ヶ
岳・野口五郎岳を経由して水晶小屋まで行き、そこから水晶岳を往復。水晶小屋から鷲羽岳を超えて、三俣山荘まで行って宿泊。
3日目は、黒部五郎小屋を経由して黒部五郎岳に登り、赤木岳・北ノ俣岳を経由して太郎平小屋まで行って宿泊。
4日目は、太郎平小屋から折立に下り、亀谷温泉に立ち寄り入浴し、富山駅から北陸新幹線で東京に戻るといった計画でした。

 「日本三大急登」の一つであるブナ立尾根からスタートする今回の計画は、毎日が10時間近い歩程時間を要するので、ある程度体力に自信があることが必要です。この計画を当初立てた頃から比べると、私の体力が格段に落ちていましたので、体力増強の準備が必要でした。しかし、ぶっつけ本番となってしまったことが、今までにない厳しい山登りになりました。

 ラブリーな夏山を歩き続けて、山々の雄大さや荘厳さを感じ、咲き乱れる高山植物の美しさに魅了された経験が、体に心に刻まれてきた夏山の記憶は、私の宝物の一つと言えるでしょう。今回の山登りも、そうした記憶の一章に加えられました。けれども、一歩間違えば、いや半歩間違えば、私の最終章ともなりかねない事態も経験しました。そんな山登りを、画像とともに綴ります。

 8月10日、講習会を指導後、22時30分発の夜行バスに乗るために、竹橋へ出かけました。夜行バスでは、よく寝ることが出来ないので、若干寝不足で山登りをすることになりますが、最近は多くの登山者が利用しています。

 この夜行バスは、未明に七倉まで入ります。下の画像は、七倉から高瀬ダムに向かうタクシー乗り場で、順番を待つ登山者です。



 高瀬ダムでタクシーを降り、ここから歩き初めます。ダムの上を歩き、トンネルを抜け、吊橋を超えて行くと、登山路入口に到達します。ここから烏帽子小屋まで、5時間30分の登りがスタートします。こうした厳しい登りでは、休憩を頻繁に取るのではなく、ゆっくりでも良いので持続的に歩き続けるほうが良いのは、経験的に知っていました。けれども、今回は足が動かずに、20分から30分毎に休憩を取らざるを得ませんでした。







登山路脇には、さまざまな高山植物が咲いていました。けれども、精神的な余裕がなく、カメラで収めることがなかなか出来ませんでした。







 山歩きでは、一歩一歩は、ほんの僅かなのですが、それが積み重なると、いつしか山の頂きに立てることを実感することが出来ます。それでも今回は、いっこうに目的地にたどり着かない厳しさを体験しました。

 6時に、高瀬ダムを出発し、私が烏帽子小屋に着いたのは、12時ころでした。相方の山縣さんは、10時30分ころには到着していました。百名山完登のために、最近連続して山登りをしているので、体力が相当ついているようでした。

 私はと言えば、到着後早速小屋に入って、ゴザの上にぐったりと寝転んでしまいました。小屋から往復1時間30分ほどかかる烏帽子岳は、私は中止。日々の運動量の少なさが、その原因でした。ただ、このグロッキー状態は、それ以降の山登りに継続していた事を、後から知ることになりました。

 布団1枚に2人という指示が、最終的には1枚1人になったのが、せめてもの救い。明日に向かって、山小屋の長い夜が続きます。では、次回は二日目の山登りを綴りましょう。







マッキーの山登り:北アルプス縦走・・・2日目

マッキーの山登り:北アルプス縦走・・・3日目

マッキーの山登り:北アルプス縦走・・・4日目

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マッキーの山登り:小学3年... | トップ | マッキーの山登り:北アルプ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

泊まりがけの山登り」カテゴリの最新記事