全国的に夏日どろか真夏日を記録する日が続きました。4月22日(日)、小学4年生の娘と小石川植物園の散歩を楽しみました。この植物園は、年に1~2回ほど訪れる場所です。港区の白金台にある国立科学博物館付属の植物園も、同様の頻度で訪れます。
植物園で植物を見ることは、その植物の正確な名称や特徴などを即座に知ることができることが、とても参考になります。日頃あいまいだった知識を、修正することにもなります。また、同じような種類の植物を体系的に見ることは、とても貴重です。また、日頃は目にすることがない珍しい植物にも出会えます。
おまけに、これらの植物園では、都心にいることを忘れるほど、豊かな自然が園内に作り出されています。そうした都心の植物園の散策は、気軽に気分をリラックスさせる効果も期待できます。
ところで、この時期の見所は、様々なツツジの花でしょう。花弁が個性的に変化した種類もあります。また、日頃見かけない黄色のツツジも咲いていました。
また、ハンカチの木の独特な花も咲いていました。新宿御苑の新宿口の近くにも、ハンカチの木があります。とてもユニークな花ですので、この時期に見たくなる方も多いと思われます。
ニュートンのリンゴの木・メンデルのブドウの木は、この植物園に来たら、見逃すことはできません。イギリスの物理学者・ニュートンが、りんごの実が落ちるのを見て「万有引力の法則」を発見したことは有名です。そのりんごの木は、ニュートンの出生地であるイギリス中東部・ウールソープ村にありましたが、その後ミドルセックス国立物理研究所に移植され、接木法によって代を重ね今日に至っています。その分身がこのりんごの木です。
修道士であったメンデルは、植物雑種の研究に着手して、遺伝の根本的な法則(メンデルの法則)を発見して、この原理に基づきブドウの品種改良をするために、修道院の庭にブドウの木を植えました。このブドウの枝から生育したものが、このメンデルのブドウの木です。
科学発展の生き証人である貴重な樹木に接することも、楽しいことだと思います。また、ウツギの種類・・・タニウツギやツクバネウツギの花も咲き始めていましたが、これからウツギの種類の花の開花が楽しみです。