かつて美女を

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」などと、

その立ち振る舞いを花に形容しましたが、

そういう女性は、顔色も白く、やせ型で、

寒さが身にしみるタイプです。

そのため温かいものを食べたり、

たくさん着込んだりして用心したものです。

ところが現代の女性は見かけの元気さで

ついつい用心を忘れてしまいます。

さらにはダイエットや薄着ファッションをして

益々体を冷やしています。

こうした冷えによって、

頭痛、肩こり、疲れ、月経痛や生理不順などの

不快な症状があらわれます。

多くの女性は、不調に対して女だからとあきらめていたり、

せいぜい鎮痛剤などで一時おさえをしているようです。

これに対して漢方では、

体を温める・血の巡りを良くする・臓器を滋養する

といった働きを持つ処方を用いて冷えを改善し、

女性器や体の機能を正常な状態に戻そうしていきます。

この時期は、夏季にクーラーや冷たい物で体が冷えたために

体調不良を起こし易くなります。

下半身が冷えれば膝や腰に痛みが、

肺が冷えれば咳、

胃腸が冷えれば食欲不振・下痢・だるさなどが起こります。

女性のお悩みは漢方が得意としている分野です。

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