最初は宮島見学後、姫路城を見物して東京に戻る予定だったのだが、姫路城が工事中だったので、急遽倉敷を最終見学地に変更。
東京で焼き肉を友人夫妻に食べさせてあげられなかったことを思い出し、ホテルに置いてあった地元のグルメ情報誌で見つけた焼き肉屋さんへ。
日本の柔らかいお肉にびっくりの友人夫妻。
お値段も東京に比べるとかなり良心的な気がする。
調子に乗って食べ過ぎたので、腹ごなしに夜の美観地区散歩。
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11月でも青々とした柳が、モノトーンな蔵の町に色を添えてくれる。
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一度歩いてみたかった倉敷川沿いの道。
人気の観光地を独占するには、早朝かお店が閉まった後の夜が一番!
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道を掃くのは早朝だと思うのだが、夜なのにこの清潔さはなんだ…
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道端に置いてある売り物の陶器。
破損品と書いてあるが、よ〜く見ないとわからない程度のものばかり。
買う人はお金を置いていってね!ということなのだが、監視をしている人はいない。
フランスでこんなことをしたら、2分後にはすべての陶器がなくなり、1ユーロたりと残されてはいないはず。
道の清潔さと治安の良さは友人夫妻にとっての日本の2大ビックリ。
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ホテルに戻る途中で見かけた大橋家住宅の影絵プロジェクト。
動画はこちら
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しっかり歩いたので、焼き肉の消化も早く、閉店準備中のくらしき美味処でデザート用のあっぱれ桃太郎きびもちをゲット(勿論タヌ子だけ)。
柔らかい黍団子生地に、あっさりしたきなこ餡が美味しい。
ここのお菓子、パッケージが可愛いのでお土産にお勧め。

翌朝、ホテルのフロントで朝市情報(毎月第三日曜日開催)をキャッチ。
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丁度美観地区に向かう途中の商店街だったので、しっかり寄り道。
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地元の高校生もなまこ壁の法被を着て、特産品販売のお手伝い。
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下津井の干し蛸。
ペッチャンコに延ばされた蛸は噛めば噛むほど味が出そう。
観光前で買えなかったのが残念。
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妙に可愛いマンホールの蓋。

倉敷で一番人気の観光施設といえば、もちろん大原美術館。
ここには大好きなギュスタフ・モローの『雅歌』が展示されていたので、ずっと昔から訪れてみたかったのだが、漸く夢が実現。
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大原美術館が誕生するきっかけとなった児島虎次郎の作品は殆ど知らなかったのだが、特に目を引いたのが、洋風のタッチで描かれる和を題材とした絵の光の美しさ。
画法は違うが、タヌ子が好きなオーストリアの画家、Waldmullerの光に通じるところがあり、思わずその眩さに目を細めてしまう。
大原美術館は別館が多く、それぞれ見るペースが全く違うので、ここで冷たく別行動を提案。
この日は旅行の最終日で、思いっきり自由を味わいたくなり、集合は新幹線のホームという大胆な手に打って出た。
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館内の見学を終え、中庭の美しい紅葉と山茶花の共演を楽しんだら、大原美術館を後にし、のんびり美観地区散策。
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こうして見るとゆったりと観光を楽しんでいるかに見えるが、これはラッキーにも人があまりいなかった瞬間で、日曜日の倉敷は観光客で大賑わい。
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のんびり舟流しも楽しんでみたかったが、お目当ての岡山名物を味わう時間がなくなりそうなので断念。
相変わらず食優先!
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最初舟に乗っていたのは和装のカップルだけで、新婚さんかな?と思ったら、後から男の子二人参加。
どうやらご子息の七五三を祝うついでに、家族全員盛装してみたということらしい。
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こちらは本物の新郎新婦。
多くの観光客から『おめでとう』の声が飛んでいた。
見知らぬ人々からも祝福された幸せなカップル。
倉敷川の流れのように、穏やかでゆったりとした人生を歩んでいただきたい。
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橋の袂にはジャック・ラッセル・テリアが結集。
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散策途中で仏3人組と再会したが、ここで捕まっては目当てのランチが食べられそうもないので、日本に来てからビールばかり飲んでいる男性陣のために、ワンコインランチと地ビールが楽しめるレストランを推薦し、タヌ子は一人で我が道を行く(笑)

前日グルメ情報誌でチェックしたお店に向かう途中、危険な幟発見。
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もちろんここを素通りできるはずはなく、オードブルとしてコロッケ立ち食い。
湯布院が本店の金賞コロッケ
美味しいことは美味しいが、しっとりしすぎであまり好みではなかった。
芋ラーのタヌ子は、もっとジャガイモジャガイモした、喉に詰まりそうなホクホク感があるコロッケが王道だと思っている。

この後意気揚々とお目当てのレストランに行ったのだが、見事、3人を見捨てた天罰が下ってしまった(涙)
長くなるので、続きは次回に。

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