『バカと煙は高いところが好き』と言うが、タヌ子も御多分に漏れず、リスボンでは何度も高い所に上っていた気がする。
リスボン最後の高所はArco da Rua Augusta(アウグスタ通り門)。
言わばリスボンの凱旋門で、パリの凱旋門の約50年後に建造された。。
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これはアウグスタ通りから見た門で、こちらが裏側になるのだが、何故か表側の写真を撮り忘れてしまった(汗)
rua augusta arch
(写真はこちらから拝借)
テージョ川を背にして正面から見ると、アーチの後ろにアウグスタ通りがまっすぐ伸び、羽を広げたような黄色いファサードのアーケードとともに実に美しい景観を作り出している。
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これは初日にサンタ・ジュスタのリフトの展望台から撮った写真を拡大したもの。
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あまり人から見られることがないアーチの天井部分の装飾も美しい。
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門の展望台からすぐ真下を見下ろすとコメルシオ広場の広さとテージョ川の規模の大きさに圧倒される。
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平地の地上網では主流になってきた2両編成の最新型トラム。
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何度も高い所に上りながら、ジオラマモードで遊ぶのをすっかり忘れていたが、ふと思い出してアウグスト通りを撮ってみた。
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手すりから乗り出して女神様とライオン君のプロフィールをパチリ。
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リスボン中心地の景観を楽しんだ後は、観光客に一番人気の28番のトラムに乗り、ファドのライブハウスがあるアルファマ地区に向かう。
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停留所で見かけた可愛いボトルのコンテナー。
小さな丸い穴は何を回収するものなのだろう…コルクかな?
余談だが、ポルトガルはコルクの生産世界一で、コルクカシの植樹林をよく見かけた。

一応予約をしておいた方が無難かと思い、お目当てのファドのライブハウスにに行ってみたら、なんと定休日…
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他のライブハウスを探しながらアルファマ地区散策。
可愛らしい陶器のお店。
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これはアルファマ地区だったかどうか定かではないが、黄色とブルーのタイルを使ったポルトガルらしい美しいファサードの建物。
看板に電話番号が書かれているということは売り物件だろうか。

タヌ子が土産店の人にファドのライブハウス情報を聞いている間に、ポン吉がライブハウスの呼び込みにつかまり、既に予約してしまっていたAdega dos Fadistas
ちょっと不安だったが、値段も他のライブハウスと変わらず、ギタリスト(右の人)はファドの女王と呼ばれたアマリア・ロドリゲスと共演もしたことがあるというベテランらしい。
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ここでバッテリー切れになったので、スマホ撮影。
ファドはギリシャのこぶしコロコロの歌謡曲同様、日本人の心の琴線に触れるものがあり、歌詞はわからなくても何か深く心に訴えかけてくるものがある。
無理やりファドライブに連れてこられてむっつりしていたD氏も、最後にはさびの部分を口ずさんだりしていたので、もしかしたらフランス人の心にも響く音楽なのかもしれない。
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左の黒服の男性はウエイター兼歌手で大活躍。

この手のライブハウスでの食事にはあまり期待していなかったが、ここで食べたタコグリルは今回ポルトガルで食べたものの中で一番美味しかった。
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一応写真は撮ってみたものの、照明が暗すぎてなんだか怪しい物体にしか見えないのが残念。


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