心の整理ができないでいます | 京女JAZZシンガー藤田佐奈恵の日々

心の整理ができないでいます

すみません、自分のために書きます。
書くことで気持ちに整理がつくタイプなので、ご容赦ください。
読んでもらってもなんら楽しくないと思います。



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日曜日、クルージング中にサテンドール井上社長の訃報を聴き、呆然としすぎて、なかったことにして楽しく過ごす。

翌日一人で帰京する間も、呆然と混乱した気持ちながらも取り乱したり泣き出したりすることなく、レッスンも普通にこなし母とご飯食べたり、のんびり過ごした。ただし頭にはいつも井上社長の思い出が否応なく流れ続けていたのだけど。
それから本当にいないのか確認もこめて、サテンドールに顔を出す、スタッフの暗い空気、社長がどこにもいない。
かといって涙なんかでやしない、まだ受け入れてない。


3日目、少しづつ事実を受け止めなければいけない、いや、受け入れたくない!という間で、混乱はいつしか怒りにかわっていった。
理不尽な事実にやるせなさと悔しさとがこみ上げてきて、いろんな人の投稿をみては、ご冥福なんか祈れない!と聞き分けのない子供みたいになっていた。

深夜、あまりの怒りにかまけてFBで吐露した。
書くことで、整理ができて、やっと少し泣けた。

かと言って、泣いたくらいでは、まだ怒りは収まらず、ふて寝のように眠りについた。

寝て一時間程、深い眠りに入っていたのに突然起きてしまった。起こされたといってもいいと思う。

重い空気。心臓はばくばく。手足が重くて起き上がれない。

ああ、来たんだな、と感じる。

なにが言いたいんですか?!

相変わらず怒ってる私。

なにも変化なく、重さは収まって、静かになった。きっと言いたいことがあるけど、私が怒ってるからなにも言えなかったのだと思う。

こんなことを書くと、オカルト好きの頭がおかしい人と思われるだろうか。


従兄弟が17歳で急死したとき、こんな理不尽な目に遭わされた!と怒りの気持ちからクリスチャンをやめた。矛先を神様に向けた、そうしないとどうしていいのかわからない程怒っていた。怒りが収まってきて悲しみにかわってきた初七日の夜、夢を見た。
いとこのお兄ちゃんは謝ってた。

「さなえー、先に行くけど、ごめんなー。悲しませてごめんなー」

おじいちゃんが死んだときも、夢であやまられた。おばちゃんの時も。

きっと社長も謝りにきてくださったのだろう。でも私があんまり怒ってて言えなかったのだ。
今はまだ謝られたところで、事実は変わらないし、そしてまだその事実は受け入れたくないんだから、むしろ謝られたくない。
謝られたら赦さなきゃいけない、赦すということは受け入れるということだから。


やっと涙がでるようになってきたので、事実を受け入れようとし始めたところだと思う。
初七日の、お別れ会までには私たちを置いていった社長を赦す準備をしたい。
その日までには、ご冥福をお祈りできるようになりたい。

ジャズ界を盛り上げようと頑張ってたリーダーの一人、そして同志であり立場を超えて仲間だった人。


書くことで次の段階へ進もうともがいてる、そんな独り言日記 お付き合いいただき申し訳ありませんでした。