アパートのエレベーターで珍しく別の住民と乗り合わせ、
しかも私が普段敵視しているスカーフ女子だったんだけど、
突然あちらさん英語で自己紹介を始めた。

「私の名前はXXXXです、あなたのお名前は?」

私が名前を言うと、

「私、英語の先生をしているんです。今度我が家に遊びにいらしてドキドキ

おせーーーーよ

彼女の好意に対して本当に申し訳ないけど、
これが私の心からの第一声。

だってあたしらあさって引っ越すんだもん。
15ヶ月住んだここをさー

なんなのこの皮肉めいた遭遇。

もし彼女ともっと早くから知り合えていたら、
アパート上の取り決め(主に管理人シャネル氏の操縦法)を
みっちり教わることが出来たのに。

もう後の祭り、さよーならー。

ちなみに今度引っ越す新居となるアパート全約70戸のうち外人一家は私達だけ
あとはぜーーーんぶトルコ人だそう。

私達が住むXX号室は『駐在枠』となっているのか
前がアメリカ、その前がデンマークからのご家族がお住まいだった模様。

それを知り今度の大家は賃貸目的で保持している様子なので
とりあえず一安心である。

新居の掃除も済み(300リラ=約15,000円)
玄関ドアの鍵も変え(150リラ=7500円)
Wifi以外は全て整っているのでいつでも入居可能な状態。

今日はスーさん、
アイロンがけ済みのワイシャツとか猫トイレ、
簡単な掃除用具などを昼休みに新居に持ち込みつつ、
冷凍保存している貴重な食料を
会社の冷蔵庫の冷凍部分に間借りさせてもらう手筈を整えた。

トルコでも買えるひき肉とかは最悪痛んでも仕方ないと諦められるけど、
イギリスや日本から苦労して持ってきたベーコン&チーズ類はどうしても
手厚く扱ってやりたい。

ちなみに引越しはあさって水曜から金曜までの3日間となっている。

だがこれ、あくまでも見積もり、
いやそれ以前

普通引越しとなると事前に業者さん数社に見積りをお願いし、
一番安いところに~てのが流れで、
もちろん我が家もそのつもりだったのだが、
なんかいつの間にか話がまとまっており、

訪問無し!

向こうの想像!!


それが3日!!!


海外生活が長くなるとこういうところの諦めってすごく早くなるので、
あわよくば3日のところを2日で終わってくれたらいいなあ、
私の願いはそっち方面に向かっている。


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