力士が巡業で弁当とは | ささやかな暮らしDAISUKI!

力士が巡業で弁当とは

驚きました。体作りが仕事の大相撲の巡業で、客ならともかく力士までが弁当を昼夜に食べていたとは…。


日本相撲協会の夏巡業は17日、北海道釧路市をもって全日程を終了しました。夏巡業は力士が力を付け、蓄える場として昔から定評があります。

ところが巡業部の芝田山副部長(元横綱大乃国)は課題として「弁当の改善だ。昼も夜もでは内容も似通ってしまう。力士の健康管理も大事だから検討したい」と、10月の秋巡業をにらんで何を今更という情けない提案をしました。


現在、巡業中の力士の昼と夜の食事は弁当が基本だというのです。

夜は宿泊地周辺で外食の場合もあるものの、千代丸は「北海道では3日間カップラーメン」。旭天鵬も「どうしても揚げ物が多くなるから結構つらい」。遠藤は「今年の伊勢神宮ではバイキング形式だった。お弁当だと野菜が不足しがち。バイキングは、バランス良く食べられてうれしい」と言っています。


昔は巡業でも若い者たちがちゃんこをつくって食べていました。地元の取れたての魚や肉、野菜や漬物を使っておいしい料理を作り、有力な後援者も招いて交流を深めていました。

その後、巡業が協会管理になってからもケータリングや食堂形式をとっていました。

しかし消防法の改正、衛生管理面、手間と経費節減から弁当が主流となったといのですから驚きました。


今の時代、インターネットをちょいと探れば、地元のおいしいものを提供する業者をすぐに見つけられるでしょう。

食べることは力士たちの最大の楽しみであり、地方巡業とあれば土地土地の名産があります。体作りと健康管理が大切な力士たちに普通の弁当とは情けない。相撲協会は大切な力士たちに投資を惜しんではいけません。