シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

百田尚樹のモンスターを読んで

2018年06月19日 | 読書の旅プールサイドでくつろいで
ロイヤルオーキッドシェラトンバンコクのプールサイドで読書

読み終わった時の複雑な想い、その本がモンスターです。

『モンスター』は、日本の作家・百田尚樹による小説、2010年に発表されました。

この小説を読むと美容整形というものがじっくりとわかります。

この物語は美容整形によって人生を変えていく女性の物語なんです。

読み始めてまもなく、美容整形云々ということよりも物語の面白さにぐいぐいと引き込まれていきます。

見た目が全てではなくとも、やはり見た目が全てなのか。深く考えさせられました。
果たして何が正解なのか。

瀬戸内海に面した田舎の街に急にあらわれた美女。その美女の視点で、過去が明らかになっていくというミステリアスかつドラマチックなストーリー。

醜いからこそのどん底の不幸を味わい、でも生きていくしか道はなく、何も頼れるものもないなかを、ただ生きて、ついに美を手に入れる方法を知ったことが幸福なことだったのか。

町で一番の美女はかつてバケモノと呼ばれていました。醜い女が完全なる美を獲得した先にあるのは誰もが羨む幸せか、それとも破滅なのか。


作者のメッセージは、社会そのものが外面重視であり、都合よく使われる『心の美しさ』を根本的に疑問視していると思います。

ひとは誰もが一種のモンスターであると訴えたかったのではないでしょうか。

私の幼い頃の思い出ですが、父が複数の友人と我が家で飲み会をして、その席で私を紹介して言ったのが

「この子は南洋じゃ美人っていう感じですが、鼻がもう少し高ければ美人になると思うんですよ。
大きくなったら鼻を高く整形させようと思っています。」

な〜〜んて言ってましたっけ。

わたしはそれをずっと信じて大人になることを楽しみにしていました。

残念ながら父は忘れてしまったようですが、モンスター読んで思い出しちゃいました。




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