「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

15年未年相場を、過去の歴史から検証!?

2015-01-24 23:58:11 | 歴史に学ぶ

             
土曜の晩、まずはイスラム国の人質になった後藤さん、湯川さんの無事帰還を
切に願いたいと思います。

また、錦織の3回戦もギアがかかり、ベスト16進出と、さらなる頂上に向けて
期待も高まり応援したいと思います。

今宵の書き込みは、年初に書き込むのが良いネタですが、「歴史から学ぶ」を
テーマに雑誌記事からアップし、投資のヒントにします。

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2014年は、終盤に日銀の異次元金融緩和のさらなる拡大、GDPの2・四半期
連続のマイナス。衆院解散・総選挙とサプライズの連続であった。

2014年の干支 甲馬(きのえうま)は「引き続き新しい創造に向けて確信の歩みを
進めなければならぬが、今まで伏在していた反対勢力が頭をもたげて複雑紛糾する。
そこで、これをどう処理するかで運命が一変する。決して馴れ合わずに革新し続けな
ければならぬ。名人が悍馬を御するように優れた指導者がおおいに腕をふるうべき」
とのご託宣であった。

はたしてどうであったろうか。

日銀の異次元金融緩和やアベノミクスノ効果で、4月からの消費税引き上げも消化。
景気は、回復の兆しを見せた。外交面でも中国や韓国との雪解けまでは進展しなか
ったものの、終盤に至ってわずかに好転の兆しが感じ取られた。

ただ、第2次改造内閣は女性登用の目玉であった、女性閣僚の2人の政治資金
問題に絡んで頓挫、磐石と見られた安倍政権に亀裂が入りかけた。しかし、間髪を
入れずに2人を交代させ、さらに2015年10月の消費税、引き上げの見送りに関連
して、一挙に衆院解散総選挙に打って出たのは、これまでの首相には見られなかった
手綱さばきと言える。

マーケットも東京株式市場が7年ぶりに17000円台を回復し、外国為替市場でも
7年ぶりに1ドル=118円をつけるなど、活況を呈し、企業収益も好調に推移。
マーケットを見る限り、アベノミクスは機能し、日本経済は好循環軌道に乗る入口に
たどり着いたかに見える。

ただ、11/17発表された7~9月期のGDP成長率が年率マイナス1.6%と、
連続後退したのは予想外であった。このため、公約であった2015年10月の消費
税引き上げを延期せざるを得なくなり、国民に信を問わざるを得なかった。

前回の総選挙でねじれ国会を解消し、今回の総選挙でリセットし直し、3年目に入る
安倍首相。しかし、新年を展望すると、延期した消費増税。予想以上の景気後退に
よるアベノミクスの成否、集団安全保障問題、原発の再稼動、財政問題、膨れ上がっ
たマネーサプライの収束など、解決すべき課題は決して少なくない。

こうして見ると、安倍政権はこれまでにも増して非常に難しい舵取りを強いられそうだ。

新年の干支は、乙羊(きのとひつじ)だが、干支から見て2015年は、どのような年回り
になるのであろうか。結論を急ぐと「引き続き新しい改革創造の歩みを進めなければな
らない。しかし、まだまだ障害はある。色々抵抗があって紆余曲折し、悩む事も出てくる
が、改革を進めていかなければならない。所持、筋を通して曖昧や暗いことを排して明
るくしていかなければならぬ」というご託宣である。

以下、詳しく見てみよう。

十干十二支の干の乙(きのと)は、甲に続く2番目のもので、草木の芽が曲がりくねって
いる様を示す象形文字である。その意味するところは「新しい改革創造の歩みを進める
も、まだまだ抵抗力が強い。しかしいかなる抵抗があっても、それを進めていかなければ
ならない」と言う。

また、乙の語源は、乙型の骨ベラで、糸の乱れを解く道具の象形文字であり、「乱」を
治めると読む根拠になる字とも言われている。こうして見ると、新年は在来の殻を破り
春気に応じて新しく芽を出したのは良いが、それがまっすぐに伸びないで、いろいろと
外界の寒気・抵抗に遭って紆余曲折する、というのが「乙」の字である。

一方、十二支の「未」は、8番目である。この文字は、上の短い一と木から成り立って
いる。一は木の上、すなわち枝葉の繁茂を表している。枝葉が繁茂すると暗くなること
から未を暗いと読む。未は暗に通じ、暗くしてはならぬ、ということを教えてくれている。

茂りすぎて処置を誤れば暗くなる恐れがあるのは何か。それはマネーサプライ。
すなわち、お金の有り余る量。米国は量的緩和策に終止符を打った。今度は、日本の
番で、いずれ異次元金融緩和の出口の議論が始まる。しかし米国がそうであった様に
金融政策の舵取りは極めて難しく、まかり間違えば、これまでの成果を失いかねない。

そこで、「乙」「未」を組み合わせると、冒頭の通りとなる。

では、こうした年回りの株式市場はどのような展開を見せるであろうか。参考までに
過去の乙未・未年の出来事と、未にちなんだことわざを見て、エネルギーのサイクル
と先人教えを仰いでおきたい。

            乙未の主な出来事

 1775年  アメリカ独立戦争
 1787年  アメリカ憲法成立
 1859年  安政の大獄
 1871年  廃藩置県
 1895年  ノーベル賞設定、三国干渉
 1931年  満州事変
 1955年  ワルシャワ条約機構結成、冷戦激化
 1967年  第3次中東戦争勃発、中国の水爆実験
 1979年  イラン革命
 1991年  ソ連崩壊
 2015年  ???  


上表に見たれるように出来事を一瞥すると「革命」「戦争」といった言葉が目につく。
新年はこうしたワードが、要注意となりそうだ。

また、未(未)にちなんだ、ことわざは以下の通りである。

「羊虎を仮る」      ・・・ 外面ばかり立派で、内容の伴わないこと。

「羊の番に狼」          ・・・ 極めて危険なこと。

「羊を亡いて牢を補う」 ・・・ 過ちを悔い改めること。また手遅れになってから事を
                     始めることにもいう。

「羊を以って牛に易う」 ・・・ 小さなものをもって大きなものに代用すること。
                                                           (出典:投資経済2015年1月号)
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上記は、既に陳腐化された内容も含んでいますが、参考にもなります。年明け以降の
原油安の継続やECBによる量的金融緩和実行で、EUもお金ジャブジャブ政策に
でており、投資世界は、明日を読むのが難しく、「経済は生き物」です。

「1月最終週 相場展望と予定」は明日書き込みします。
それでは。また。

                                  
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