4/7~週の日経平均は、大幅に下落した1週間となりました。
週間で1000円超は厳しい結果でした。
NY市場の軟調さ(くしゃみ)や中国市場の下落、日銀の金融政策決定会合後
黒田総裁の追加金融政策への言及なしも、為替の円高進行を生み、先物主導の
売り仕掛けを誘い、東京市場は、風邪引いた格好でした。
結局、日経平均は、1週間で1103円下落(↓7.33%)13960円となりました。
週末にかけNY市場が軟調の中、暴落した日経平均は、節目の14000円を
割り込み、週明けも厳しい正念場を迎えそうです。
国内では、4/16黒田日銀総裁の挨拶や4/17日銀の支店長会議が注目を
集め、追加金融政策へのリップサービスが出るかポイント。
海外は、4/16のイエレンFRB議長の講演、ベージュブックなど注目です。
ここへ来ての急落で売られすぎ商状となっており、下ひげをつけての自律反発に
期待したい。
日経平均、4月第3週(4/14~4/18)レンジは、13800円~14500円
程度を想定しています。
1.4月第3週(4/14~4/18)主なイベントと予定
4/14
日本 松竹、東宝、松屋、アデランス等 決算
日本 夢の街創造委員会 1対2株式分割最終権利日
米 3月小売売上高
米 議会予算局、財政赤字見通し発表
米 シティグループ 決算
4/15
日本 トーヨーアサノ、ピックルス 各決算
米 3月消費者物価
米 4月NY連銀製造業景況指数
米 イエレンFRB議長 講演
米 アトランタ連銀総裁 講演
米 ボストン連銀総裁 講演
米 国債償還 3年債(335億ドル)
米 ジョンソン・エンド・ジョンソン、ザ コカ・コーラカンパニー
米 インテル、ヤフーインク
独 4月ZEW景況感指数
英 3月消費者物価
英 3月生産者物価
英 3月小売物価
4/16
日本 黒田日銀総裁、信託大会で挨拶
日本 2月鉱工業生産 確報
日本 2月設備稼働率 確報
米 3月住宅着工件数
米 3月建設許可件数
米 3月鉱工業生産
米 ベージュブック(地区連銀経済報告)
米 イエレンFRB議長 講演
米 スタインFRB理事
米 ダラス連銀総裁 講演
米 グーグル、バンカメ、アメリカン・エキスプレス、USバンコープ、
サンディスク、IBM 各決算
中国 第1四半期GDP
中国 3月小売売上高
英 3月失業率
ス クレディ・スイス決算
EU 3月ユーロ圏消費者物価
4/17
日本 3月消費動向調査
日本 3月日本製半導体製造装置BBレシオ
日本 地域経済報告公表
日本 黒田日銀総裁あいさつ要旨公表
米 4月フィラデルフィア連銀景況指数
米 新規失業保険申請件数(~4/12までの週)
米 債券市場は短縮取引
米 国債入札 5年物インフレ連動債(TIPS)180億ドル
米 GE、ペプシコ、ゴールドマン・サックスG
モルガン・スタンレー 各決算
4/18
日本 東京製鐵、いちごHD、ワイ・イー・データ、マツヤ 各決算
日本 ジョイフル本田 新規上場
中国 3月不動産価格
米 休場(為替市場はオープン)
香 香港休場(グッドフライデー祝日)
EU 欧州市場休場(グッドフライデー祝日)
2.NY市場、為替/債券 各結果(4/11)
今日のNY市場、相変わらず株安は止まらず大幅安となっていたものの、ドル円は
意外に底堅さも見せていた。101円台前半は3月に強いサポートとなっていた水準で
あり、また、その下の100.70/80は2月始めにサポートされていた水準である。
100円台後半には200日線も控えており重要なポイントとして意識される。200日線に
かけては本邦勢の買いオーダーもかなり並んでいたようだ。
ただ、好材料にも反応はない。4月のミシガン大消費者信頼感指数が発表になって
いたが、昨年7月以来の高水準となるなど回復を裏づける内容となっていた。しかし、
反応は鈍い。リスク回避が強まっていることから、下値メドが見つけずらく上値にも
慎重になっているものと見られる。
ここは春の嵐が過ぎ去るのを待つのみなのだろう。
一方、ユーロは堅調な動きが続いた。きょうはワシントンでG20やIMF総会が開催
されていたが、ユーロ圏の低インフレへの警戒感が指摘されており、ECBへ対応を
迫っている。
一方でECB幹部からは、「行動する用意はあるが、今は必要ない。4月の消費者
物価は浮上する」と即座の追加緩和実施には消極的な姿勢も滲ませている状況。
このような中、ユーロもショートカバーが強まっており、大きな心理的節目である1.40を
視野に入れ始めている。
ただ、1.40より上は、さすがにECBも許容しないのではとの見方もあり、更なる上値
には慎重といった雰囲気もあるようだ。ノボトニー・オーストリア中銀総裁は「より多く
のデータが揃う6月にECBが追加緩和を決定する可能性はある」と述べていた。
6月にはECBスタッフ見通しが発表されるが、それまでに発表されるインフレ指標次第
といったところのようだ。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=215923
米国債利回り
2年債 0.355(+0.004)
10年債 2.627(-0.021)
30年債 3.488(-0.032)
期待インフレ率 2.140(0.000)
*期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場、利回りは低下。株安が止まらず、債券市場への逃避買いが続いて
いる。この日発表になった4月のミシガン大消費者信頼感指数や生産者物価指数は
予想を上回ったものの、反応は一時的に留まっている。
10年債は一時2.60%付近、30年債も3.47%台まで低下。
2-10年債の利回り格差は+227(前日+230)と縮小が続いている。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=215922
3.NY株式市場 結果(4/11)
NY株式11日
ダウ平均 16026.75(-143.47 -0.89%)
S&P500 1815.69( -17.39 -0.95%)
ナスダック 3999.73( -54.37 -1.34%)
CME日経平均 13935 (大証比:-125 -0.90%)
今日のNY株式市場は大幅に続落。株安の流れが依然として続いている。JPモルガンの
決算が不調だったこともその流れに拍車をかけた。
この日発表になった4月のミシガン大消費者信頼感指数は予想を上回り、昨年7月以来の
高水準となった。1~3月は寒波にも関わらず米消費者心理はしっかりとしていた印象だが、
更にそれが強まっている様子もうかがえる。ただ、株式市場の反応は限定的となった。
ダウ平均は一時150ドル超下落し16000ドルに接近している。この日の下げで100日線
から下放れの動き。
ダウ採用銘柄はJPモルガンが売られた他、ファイザー、ビザが指数を押し下げている。
一方、トラベラーズ、ジョンソン&ジョンソンが堅調。
ウェルズ・ファーゴも決算を発表していたが、こちらは好調な内容で株価も上昇した。
ナスダックも大幅下落し、2月5日以来の4000割れに落ち込んでいる。ハイテクやバイオ
など主力株は揃って売りが続いている。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=215918
4.NY市場、原油先物5月限/金先物6月限 各結果(4/11)
NY原油先物5月限(WTI)
1バレル=103.74(+0.34 +0.33%)
ブレント先物5月限(ICE)(終値)
1バレル=107.33(-0.13 -0.12%)
ブレント-WTI 3.59
今日のNY原油先物相場は反発。この日発表された4月のミシガン大消費者信頼感
指数が市場の予想以上に改善したことを好感している。
5月限は一時104.40近辺まで上昇し、3月始めにつけた年初来高値に顔合わせして
いる。ブレントとの価格差は3.59まで縮小してきているが、2以下になれば逆転する
可能性もあるとの指摘も出ている。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=215914
NY金先物6月限(COMEX)
1オンス=1319.00(-1.50 -0.11%)
今日のNY金先物相場は小反落。株安の動きは続いており、金への逃避買いも見られた
ものの、NY時間に入ると利益確定売りに押されている。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=215916
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