上野の森美術館で開催中の「怖い絵展」には、いつも長蛇の列ができているような気がする。
先日、科博で「古代アンデス文明展」を見たあと、ついでに寄ろうと思ったけれど、精養軒のラストオーダーに間に合わないくらい混んでいたからあきらめた。
「やーめた。平日、早く帰れる日に来ればいいじゃん。食べる方が大事よね、やっぱり」
食い気は強し。
そして、14日にリベンジしたのだが、平日にもかかわらず「80分待ち」の看板が出ていた。
「ゲッ! 80分も? 会場はメチャクチャ混んでいるんだろうな……」
私は背が低いので、混雑した会場では、人と人の隙間からのぞきこむようにしないと絵が見えない。首が疲れるし、部分的に見た絵を頭の中でつなぎ合わせる作業をするから、結構みじめだ。
「やめやめ。そこまでして見る必要ないよ」
実は、「怖い絵展」を予習するため、中野京子さんの解説本を買った。絵の背景や意味などが詳しく書かれており、大変興味深い。しかも、読んだだけなのに、実物を見た気になってしまう魅力もある。
「お茶飲んで、たまには早く帰ろうっと」
そうそう、私にはやらねばならぬ宿題があった。
月末に、姉と両親と4人で鎌倉に行く約束をしている。和食のランチを予約しなければいけないではないか。それから、正月休みに金沢に行く計画を立てているが、宿も交通機関も何も手配していない。この浮いた時間を使って、終わらせなければと思った。
まずはランチ。ネットや情報誌を頼りに、いくつかの店に電話をかけたが、「満席です」の答えばかり。
しまった、紅葉シーズンの鎌倉を甘く見ていた。でも、もうじき80歳になろうという高齢者に、「予約取れなかったからマックでいい?」などと聞けるはずもなく、数打ちゃ当たる方式で、ひたすらダイヤルしまくった。
こういうときの私はしつこい。あきらめが悪い。負けられない。意地になる。
そのうち、「11:30なら空いていますよ」という店に当たり、どうにかこうにか、ランチにありつけそうだと安堵した。
ウシシ。
旅行計画は、途中まで進めたところで忙しくなり、「まだ余裕があるから」と後回しにしていた。しかし、もう限界だ。重い腰を上げて、一番近い旅行代理店に向かった。
「デラックスツインは、もういっぱいですが、スタンダードツインなら空いています」
「じゃあそれでお願いします」
「最後の1部屋でした」
「コワッ!」
40平米のデラックスを逃したのは残念だが、30平米のスタンダードでも楽しめる。予約できただけ、ラッキーだと思うことにしよう。逆に、2泊目の和倉温泉では、露天風呂付の特別室しか空いていないと言われた。予算オーバーとはいえ、デラックスの仇をとることにした。
イヒヒ。
おっと、肝心の「怖い絵展」はどうしよう。
12月に入ると、仕事量がグンと減る。
ラストチャンスで、もう一度、上野まで行ってみるかな。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
先日、科博で「古代アンデス文明展」を見たあと、ついでに寄ろうと思ったけれど、精養軒のラストオーダーに間に合わないくらい混んでいたからあきらめた。
「やーめた。平日、早く帰れる日に来ればいいじゃん。食べる方が大事よね、やっぱり」
食い気は強し。
そして、14日にリベンジしたのだが、平日にもかかわらず「80分待ち」の看板が出ていた。
「ゲッ! 80分も? 会場はメチャクチャ混んでいるんだろうな……」
私は背が低いので、混雑した会場では、人と人の隙間からのぞきこむようにしないと絵が見えない。首が疲れるし、部分的に見た絵を頭の中でつなぎ合わせる作業をするから、結構みじめだ。
「やめやめ。そこまでして見る必要ないよ」
実は、「怖い絵展」を予習するため、中野京子さんの解説本を買った。絵の背景や意味などが詳しく書かれており、大変興味深い。しかも、読んだだけなのに、実物を見た気になってしまう魅力もある。
「お茶飲んで、たまには早く帰ろうっと」
そうそう、私にはやらねばならぬ宿題があった。
月末に、姉と両親と4人で鎌倉に行く約束をしている。和食のランチを予約しなければいけないではないか。それから、正月休みに金沢に行く計画を立てているが、宿も交通機関も何も手配していない。この浮いた時間を使って、終わらせなければと思った。
まずはランチ。ネットや情報誌を頼りに、いくつかの店に電話をかけたが、「満席です」の答えばかり。
しまった、紅葉シーズンの鎌倉を甘く見ていた。でも、もうじき80歳になろうという高齢者に、「予約取れなかったからマックでいい?」などと聞けるはずもなく、数打ちゃ当たる方式で、ひたすらダイヤルしまくった。
こういうときの私はしつこい。あきらめが悪い。負けられない。意地になる。
そのうち、「11:30なら空いていますよ」という店に当たり、どうにかこうにか、ランチにありつけそうだと安堵した。
ウシシ。
旅行計画は、途中まで進めたところで忙しくなり、「まだ余裕があるから」と後回しにしていた。しかし、もう限界だ。重い腰を上げて、一番近い旅行代理店に向かった。
「デラックスツインは、もういっぱいですが、スタンダードツインなら空いています」
「じゃあそれでお願いします」
「最後の1部屋でした」
「コワッ!」
40平米のデラックスを逃したのは残念だが、30平米のスタンダードでも楽しめる。予約できただけ、ラッキーだと思うことにしよう。逆に、2泊目の和倉温泉では、露天風呂付の特別室しか空いていないと言われた。予算オーバーとはいえ、デラックスの仇をとることにした。
イヒヒ。
おっと、肝心の「怖い絵展」はどうしよう。
12月に入ると、仕事量がグンと減る。
ラストチャンスで、もう一度、上野まで行ってみるかな。
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
ホント、旅行は先手必勝ですよね。
わかっちゃいるけど、北陸よりも広島のほうがいいかな、などと迷っておりました。
のどぐろを食べたいという意見が一致して、金沢になったのですが(笑)
いつも何とかなるような気がします。
それで、一向に余裕を持って行動できないのでしょうか。
年末年始は連勤なんですね。
お気をつけて。
地獄絵図とかなんですか?それとも幽霊でしょうか。
宿が取れて良かったですね。
海の妖怪「セイレーン」が登場する絵があります。
人間を海の中に引きずり込もうとするくせに、見た目は絶世の美女。
人間の男どもは、美女たちの歌声を聞かぬよう、耳あてをして必死の形相で舟を漕ぎます。
リーフレットにもなっている目隠しの女性は、これから処刑のために首を斬られるところなんです。
首を固定する台の下には、血を吸わせるための藁が敷いていあります。
彼女の右には斧を持った男が立っていて、数分後の様子を想像しちゃいますよね。
絵から怖い場面を連想する展覧会のようです。
映画を観てきました。
ホントは上野もよかったけど、月曜日は博物館や美術館がお休みですね。
旅行の手配は早いもん勝ち。
怖い絵も怖いけど、予約にミスった旅行はさらに怖いです。
怖いのは苦手なので私は行きませんが、怖い絵展が観られたらレポートお願いします!
怖い絵展は月曜日も開催しています。
でも私が休めない(笑)
一応、日曜日に再々トライしてみます。
ブログに書くなら、公開直後に行くのがベストなのに、出遅れました。
予約にミスった旅行は家族からの反応が一番の恐怖です。
一昨日、姉が運慶展を観てきました。
どうだったのかな~。